ル・コルビュジエ建築の世界遺産・国立西洋美術館の知られざる舞台裏を描くドキュメンタリー『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』の本ビジュアルが解禁され、併せて前売り特典が発表された。
2020年、ル・コルビュジエが構想した創建当時の姿に近づける整備のために休館した国立西洋美術館の、普段は見ることのできない内部にカメラが入り、1年半の長期にわたり密着。リニューアル工事のために行った所蔵作品の“お引越し”の全貌を記録したほか、絵画や彫刻の保存修復作業、コレクションの調査研究や国内・海外の美術館への巡回展、特別展の企画開催など、知られざる“美術館の舞台裏”に迫った本作。前庭に設置されていた「考える人」が台座から外され、梱包材でぐるぐる巻きにされて運ばれる様子、ロダンの彫刻「カレーの市民」がクレーンで空高く宙吊りになる光景、そうそうたる名画が勢揃いした通常非公開の収蔵庫の内部など貴重なシーンが登場する。
今回解禁された本ビジュアルには、お引っ越し作業のためにぐるぐる巻きにされた「考える人」をはじめ、モネ、ルノワール、ティツィアーノなど国立西洋美術館が所蔵する名画の数々と、学芸員や修復家など美を守り伝えるプロフェッショナルたちの姿が並ぶ。
また、全国の上映劇場で販売される前売り券(1,500円(税込))を購入すると、先着限定特典として映画オリジナルクリアファイルがプレゼントされる(一部劇場を除く)。第二次世界大戦中に所在不明となり、約60年ぶりに発見されて話題を呼んだモネの大作「睡蓮 柳の反映」とぐるぐる巻きの「考える人」がデザインされた限定生産のクリアファイルは、美術ファンならずとも注目のアイテムだ。前売り券は6月中旬より、上映劇場の窓口(※一部除く)、映画前売り券通販サイト メイジャーなどで発売予定。販売の詳細は 映画公式サイト内劇場情報ページにて掲載される。
『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は2023年7月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開
製作・監督・撮影・録音・編集:大墻敦
配給:マジックアワー
©大墻敦