『翔んで埼玉PartⅡ(仮題)』の公開を記念して、世界最大の田んぼアート「行田市田んぼアート」のコラボレーションイベントが6月10日(土)に古代蓮の里/古代蓮会館東側の田んぼ(埼玉県行田市)で行われ、加藤諒、益若つばさ、行田市の行田邦子市長が登壇した。

2019年、魔夜峰央の原作『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社/累計発行部数72万部)を二階堂ふみ・GACKTという強烈な個性を放つ主演二人で実写化し、興行収入37.6億円を叩き出した映画『翔んで埼玉』。第43回日本アカデミー賞 最優秀監督賞を含む12部門を受賞するなど映画史にその名を轟かせると共に映画界を翔び越えた史上空前の“埼玉ブーム”という社会現象を巻き起こした。架空の埼玉県を徹底的にディスるという衝撃的な内容とは裏腹に、埼玉県民の心に深く郷土愛を刻んだこの衝撃作の続編が2023年に公開される。

今回、ギネス世界記録™にも認定されている世界最大の田んぼアート「行田市田んぼアート」のコラボレーションイベントが実現した。イベント当日は、前作より続投が発表されたばかりの埼玉解放戦線のメンバー・下川信男役を演じた加藤諒とおかよ役を演じた益若つばさがイベントに駆け付け、いまだ謎に満ちた続編への意気込みと、“行田”という場所が続編の鍵となるマル秘トークを展開。さらに面積27,195㎡の田んぼ一面に本作の主人公・麻実麗(GaCKT)と壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が現れる衝撃のコラボ田んぼアートを完成させるべく、535名の市民と共に田植えを行った。

見渡すかぎりに広大な緑がうねる陽ざしの中、堂々とそびえたつ行田タワーの元には535名の市民が集結。田植え足袋、長靴、麦わら帽子、キャップなど『翔んで埼玉PartⅡ(仮題)』のコラボレーションデザインを植え付けるべく、オリジナルの装備を携え準備万端。田んぼアート米づくり体験事業推進協議会 会長・高鳥和子(たかとり かずこ)氏の開会の挨拶で会場の士気がグッと上がったところに、埼玉解放戦線のメインメンバーである下川信男役の加藤諒と、おかよ役の益若つばさ、さらに行田邦子 行田市長が登壇し会場は大盛り上がり。

先日、前作からの続投が発表され大いに話題となった2人。加藤は「『翔んで埼玉』の魅力と行田市のいいところをしっかりアピール出来るように頑張ります!」と気合は十分、一方で益若は「いよいよ宣伝スタート!という一発目のイベントでまさかの田んぼファッション?!埼玉だな~」というコメントに開始早々会場は笑いの渦に。
続いて行田のイメージについて聞かれると、越谷市出身である益若は「一回通ったことあるかな…?むさしの村に行くために(笑)」と行田市を無視してお隣の加須市にある遊園地に行ったことを正直に告白しつつ、「でも、ゼリーフライは食べたことがあって、本当に美味しかったです!古墳(さきたま古墳公園)も見ました!」と行田市長と行田市民の皆様の前で必死にアピールし会場の笑いを誘った。一方で行田市を初めて訪れた加藤は「え、まずゼリーフライって何?ゼリーを揚げてるならカオスじゃない…?帰りに食べてみたいと思います!」とまた新たな埼玉の未知に触れた様子。

そして、まだ謎に包まれている続編の見どころについて加藤と益若は「続編では、行田がキーポイントとなる場所として出てくる」と、本イベントの会場となった行田市の“出演決定”と、さらには物語の大きなカギとなる点を高らかに宣言。益若は続けて「日本の映画?と思うくらい大規模でスケールアップしています!物語も前作を超えるくらいパワーアップしていて、全国の皆さんも埼玉だけだと油断していたらディスられるかも?!なので覚悟しておいてください!」と熱を込め、前作では関東圏内を中心にディスり合戦が展開されたが、続編では全国まで飛び火するのか?期待が高まるコメントを残した。さらに加藤は「前作で埼玉ネタはすべて出し尽くしたんじゃないかと思っていましたが、あっまだこんなにあるんだ!とビックリするくらい新しい埼玉ネタがたくさん出てきたので楽しみに待っていてください!」と、続編でも変わらない愛溢れる”埼玉ディス”ネタが散りばめられていることを仄めかせた。

トークを終え、イベントのメインであり埼玉解放戦線の重要なミッションとも言える、麗(GACKT)と百美(二階堂ふみ)の世界最大ビジュアルを完成させるべく、田植え作業に挑戦した2人。“どのあたりに稲を植えたいですか?”という質問に対し、気合十分の加藤は「田植えは人生初挑戦なので、本当に楽しみです!麗しの百美さんのチャームポイント、涙ぼくろに植えたい!」と二階堂ふみ演じる百美に対する強烈すぎるほどの愛を吐露、一方の益若は「私は日頃、麗さまに仕えている家政婦なので麗さまの美しすぎる鼻筋!」とGACKT演じる麗への愛をアピール。

「田んぼアート」は7月下旬から見頃となり、水稲は4品種を用いて4色が表現される。緑を表す「彩のかがやき」で麗の髪の艶や百美のスカーフ、「ゆきあそび」の白で2人の顔や百美の髪、赤を表す「べにあそび」で本県の形や麗の服装、黒色に用いられる「ムラサキ905」で2人の髪などがそれぞれ表現される予定。毎年そのクオリティの高さが評価される行田市の田んぼアート、行田邦子市長は「加藤さん、益若さんは田植えに慣れていないと思いますが、私たちは毎年植えていますので何でも聞いてください!翔んで埼玉のヒットを祈りつつ、今日は気を付けて植えていきましょう」とイベントの成功と映画のヒットを祈願するコメントを述べた。

田植え作業を無事に終えた2人。最後に加藤は「映画のヒットを祈願して、植える稲に一本一本思いを込めました!より埼玉県人に近づけた気がします」、益若は「朝から運動会みたいで今日は本当に楽しかったです!続編はまだまだ解禁されていない情報がたくさんあるので盛り上がる準備だけはしておいてください」と泥まみれになりながらも、満面の笑みで完成に期待を寄せイベントは大熱狂のうちに終了した。

『翔んで埼玉PartⅡ(仮題)』は2023年に公開
監督:武内英樹
出演:GACKT、二階堂ふみ
©2023映画「翔んで埼玉」製作委員会