作家・神津凛子のデビュー作を映画化した『スイート・マイホーム』の予告映像と本ビジュアルが解禁された。
本作は、2018年に「第13回小説現代新人賞」を受賞した注目の作家・神津凛子のデビュー作「スイート・マイホーム」を映画化した作品。メガホンをとるのは、俳優業の傍らで20代から映像製作にも積極的に携わり、齊藤工名義での初長編監督作『blank13』(18)では国内外の映画祭で8冠を獲得した齊藤工。齊藤監督とタッグを組み主演を務めるのは、連続ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(16)でバディ役としても共演した窪田正孝。話題作で主役を演じ、『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』で主演を務めることも話題になっている窪田が奇妙な事件に巻き込まれていく主人公・清沢賢二を演じる。『火村英生の推理』以降、いつか共に作品を作ることを約束してきた2人が監督と俳優として相まみえ、これまでに見たことのない化学反応を創出していく。
今回解禁された予告映像では、やっと手にした幸せの象徴でもあるマイホームで何か事件が起こり、血相を変えて帰宅する賢二に始まり、次のシーンでは誰かの死体が…。妻ひとみのアリバイを賢二に聞き出そうとする警察。一方のひとみも「誰かに見られている感じはずっとあった」と恐怖に怯え、さらに「家に誰かがいた」と主張する。そんな中、赤ん坊の次女・ユキが忽然と姿を消す。「お前、何も見えてないのか。あいつらに見つかったら終わりだからな!」と兄・聡(窪塚洋介)に叱責され、子供を探しに賢二が地下に向かうと…。
予告が映し出しているのはまだストーリーの序盤。本編ではさらに身の毛立つ恐怖へと転じていく。周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された過去。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?
また先日、尾崎世界観が書き下ろした主題歌「返光(Movie Edition)」を、yamaが歌唱することが発表されたが、予告でついにその楽曲の一部が解禁。予告の中盤で流れる「返光(Movie Edition)」は、どこか狂気と懐かしさを孕んだ世界観の中にも切なさに溢れた珠玉のバラード。祈りにも通ずるyamaの歌声が感情に訴えかけてくる楽曲となっている。
予告映像
併せて、前売券情報が解禁された。賢二が地下室を覗き込む印象的なティザービジュアルでデザインされたムビチケカード(前売券)が本日発売。オンライン通販用の特典は齊藤監督が撮影した窪田正孝・蓮佛美沙子・奈緒・窪塚洋介のポートレート写真のポストカードとなっており、各キャストの魅力が引き出されたものとなっている。
また、劇場販売用の特典は、本ビジュアルを手掛けた大島依提亜が、イラストレーター・サイトウユウスケと共に創り出したオルタナティブビジュアルのポストカードとなっている。「まほうの家」を温めるエアコンを中心に本作の登場人物たちが意味ありげな目線をこちらに向けている引き込まれるデザインとなっている。詳細は 公式ホームページにて。
『スイート・マイホーム』は2023年9月1日(金)より全国で公開
監督:齊藤工
出演:窪田正孝
蓮佛美沙子、奈緒
中島歩、里々佳、吉田健悟、磯村アメリ
松角洋平、岩谷健司、根岸季衣
窪塚洋介
配給:日活、東京テアトル
©2023『スイート・マイホーム』製作委員会
©神津凛子/講談社