『ブラッククローバー 魔法帝の剣』の公開記念舞台挨拶が6月17日(土)に新宿ピカデリーで行われ、梶原岳人、島﨑信長、優木かな、高橋文哉、飯豊まりえが登壇した。

「週刊少年ジャンプ」連載 心震わす魔法バトルアクション―原作では明かされなかった「魔法帝」の物語を映画化した本作。シリーズ累計1,800万部を超える人気作品「ブラッククローバー」(著:田畠裕基)の初映画化作品『ブラッククローバー 魔法帝の剣』が6月16日(金)より全国の劇場にて公開、さらにNetflixにて全世界配信される。「諦めないのが俺の魔法だ!」ーその信念を胸に強敵に立ち向かう主人公アスタの声を梶原岳人、親友でライバルのユノを島﨑信長、さらにゲスト声優として歴代魔法帝のジェスターを高橋文哉、魔道具研究員のミリーを飯豊まりえが務める。

待望の劇場版公開に「テレビシリーズを3年半やってきて、初めての主演作ということもあって思い入れの強い作品」と話す梶原は「映画になる作品で僕の声を聞くというのが夢の一つだったので、興奮していますし、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜んだ。優木は「『もうすぐ最終回のアフレコだね』とみんなで話していたときに『映画化するよ』と聞いたので、またみんなで集まれるんだなと次の楽しみをいただいて収録に挑めた」と振り返った。

原作には登場しない4人が魔法帝が登場するということで、島﨑は「本編で長編やれそうなネタを映画のために書き下ろししてくださって大変豪華だなと思いました。魔法帝のメンバーが強いこと!でも、お互いが強ければ強いほど高め合ってよりよいものになっていく」と劇場版の魅力を語った。

声優初挑戦となった高橋は「お話をいただいたときはうれしくて、こんなに素晴らしい作品で魔法帝という役をやらせていただけることがすごく光栄だと思いましたし、魔法帝の説得力を出せるのかという不安から始まり、世界観に入り込むことができて、ジェスターが形になってみなさんに届いていくのを見届けるのが楽しくて」と感慨深げな様子で、「普段のお芝居とは違う、楽しいお芝居の色を知れたと思いました。何もかも違う。難しさも知りましたし、そこにある楽しさも知れて、今作で声優初挑戦させていただいて本当によかったと思える作品でした」と語った。これに「緊張しますよね」と共感している様子の飯豊は「かっこいい頼もしい役をいただけて、『やった!』ってなりました」と笑顔を見せた。

この日が初対面だという梶原・島﨑・優木の“声優チーム”と、高橋・飯豊の“俳優チーム”だが、それぞれが想像するお互いの“あるある”を披露。声優チームが想像した“俳優あるある”は「4K対応」と書き、「4Kに対応していらっしゃる」という島﨑。優木も「2人とも輝いています」とコメント。

一方で、俳優チームは“声優あるある”について「泣きのお芝居」と書き、「泣きのお芝居を声だけで表現するのがすごいなと感動しているんですけど、その後すぐに“次の日の朝”みたいに時間が飛んでる。さっきまで泣いてた人ですよね?という驚きがあります。声優さんならではの技術」と驚いている様子だった。

最後に高橋は「エネルギーがもらえる映画です。テレビシリーズで描かれてきたキャラクターたちが、劇場版で手を差し伸べ合う姿が素敵で背中を押され素晴らしい作品です」、梶原は「『ブラッククローバー』からはたくさんのエネルギーと、前を向くパワーをもらっています。アスタを演じながらもアスタから受ける言葉、発する言葉に力をもらっていて。人生の中でテーマになる言葉だとか力強い姿が、映画に詰まっていると思います。魂に響くような何かを受け取ってもらって、人生を進むパワーをもらってくれるとうれしいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『ブラッククローバー 魔法帝の剣』は全国で公開中、Netflixで世界配信中
監督:種村綾隆
声の出演:梶原岳人、島﨑信長、諏訪部順一、優木かな、森川智之、関俊彦、大塚芳忠、沢城みゆき、高橋文哉、飯豊まりえ
配給:松竹ODS事業室
©2023「映画ブラッククローバー」製作委員会 ©田畠裕基/集英社