ベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説を映画化した『大名倒産』の本編映像が解禁され、併せて各界の著名人からコメントが到着した。
数々のヒット作を生み出しているベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)。2019年に上下巻で単行本が出版されると「面白い!」「こんな浅田作品が読みたかった!」と話題になった作品が、ついに実写映画化。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』など、立て続けにヒット作を生み出し続ける前田哲。本作が時代劇初挑戦となる。脚本は、映画『七つの会議』やドラマ「半沢直樹」の丑尾健太郎と、ドラマ「特捜9 season2~4」「下町ロケット」の稲葉一広の共同脚本。主人公・松平小四郎役に神木隆之介。そのほか、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、小日向文世、宮﨑あおい、浅野忠信、佐藤浩市が出演する。
本日6月18日(日)は父の日。今回解禁されたのは、小四郎(神木隆之介)と父・一狐斎(佐藤浩市)が、藩の借金返済をめぐって対峙シーンを繰り広げる本編映像。「民の為に、倒産はいたしません!」と借金100億返済という無理難題を決して諦めない小四郎に対し、自分にできなかったことを息子の小四郎ができるはずがないと言い切る父・一狐斎。借金の責任を息子に押し付けようとする父に対し、小四郎は悪事を暴く!と真っ向から宣戦布告。火花を散らし睨み合う父・息子のバトルの行く末が気になる本映像だが、果たして小四郎たちは借金を完済し、絶体絶命のピンチを乗り越えることができるのか?
本編映像
併せて、本作を一足先に鑑賞した各界の超豪華な著名人からコメントが到着した。
中川大志(俳優)
これぞ、僕の大好きで尊敬する神木隆之介の真骨頂という感じです。 主人公の小四郎が、とにかくキレ良く、気持ち良いくらい周りに振り回されながら翻弄される姿はとてもチャーミングでした。そうかと思えばとても繊細で今にも壊れてしまいそうな顔をするんだから、ズルイ。 ベテランから若手まで、チームで一丸となってふざけるこの作品。 あぁ、楽しそう。僕もウズウズしました。 明日から、節約します。
上白石萌音(俳優/歌手)
大名だろうが町人だろうが人は人。愛すべき曲者たちの泥臭くつましい生き様が力をくれます。大切な命、明日も精一杯生きなくては!
加藤諒(俳優)
カードが不正に使われてない!?と思って明細みると、 自分がお買い物しすぎていただけだった事がありました。 僕ももっと節約しないといけないと思う今日この頃です。 この作品の持つパワーと暖かさに背中を押されて、 松平小四郎さんの節約術をマネしてみようかなと思いました!!! さすがに糞便は売れませんが笑笑 いつの時代も悩みの種はお金なのですね・・・江戸時代も、老後も。
武藤敬司(元プロレスラー)
もし対戦相手が“借金100億円”だったら俺ならどうする!?劇中の髙田延彦さんが良い味だしてるぜ!さぁ、“節約”にシャイニング・ウィザードだ!愉快痛快の人生大逆転を見届けよ!イヤーーッ!
やす子(芸人)
知恵と工夫で節約術を出す小四郎にやす子の生活もチェックしてもらいたいです~! そんな小四郎の周りのキャラ濃いめの登場人物たちも!エンドロールも!そしてラストまでも!クスッと笑える楽しい作品です!はい~!
春風亭一之輔(落語家)
私は焼き鮭の皮を残す人とは仲良くなれません。小四郎の故郷 丹生山の旨そうな塩引き鮭を観て、その思いを強くしました。倹約大事。
レイザーラモン RG(芸人)
映画「大名倒産」あるある コメディ時代劇かと思って気軽に見始めたら現在の政治へのメッセージ大量に込められがち♪ あと、本業おろそかにする趣味人への皮肉込められがち♪ 僕も気をつけます!骨太な作品です!
磯田道史(国際日本文化研究センター教授)
久しぶりに時代劇の快作を観た。痛快娯楽時代劇でありながら、現代そして江戸時代の本質をえぐっている。この映画で江戸の社会の本質は何かを学び、そこから自分たちの未来を考えることが出来る。過去に学んで未来を見る、そのきっかけになる作品だと思います。
岸博幸(慶應義塾大学大学院教授)
時代劇で極上の財政再建エンターテイメントを観れるとは思ってなかった!日本の借金は世界一だからこそ一人でも多くの人に観てほしい。豪華キャストのコミカルでシリアスな演技も最高!
古市憲寿(社会学者)
威厳なんて全くない、初々しいだけで頼りない藩主・小四郎(神木くんにぴったり)。いつの間にか彼のことを応援していました。どんどん格好よく見えてくるんです。日本中の誰もが安心して楽しめる新解釈・時代劇、オススメです。
フルーツポンチ 村上健志(芸人)
こんなに軽快なのに時代劇。こんなにあったかいのにお金の話。可笑しくて愛おしいあんな大名様だったら仕えてみたい。みんなみんな大好きだ。
はんにゃ. 金田哲(芸人)
おとぎ話の様な人情味溢れるコミカル時代劇でした! 濃厚過ぎるキャラ達のやり取りはツッコミどころ満載! 日本の美しき風景が心地良く、喜劇の中に現代への皮肉もあり、子供から大人、海外の人も楽しめる映画だと思いました!
舛添要一(政治学者/元厚生労働大臣/前東京都知事)
江戸の弱小藩の財政再建物語。笑いと涙の中で展開する贈収賄事件の摘 出、支出削減、収入増などの取組を見ると、今の日本が同じ問題に直面していることを痛感する。江戸の財政再建、大いに参考になる。
平成ノブシコブシ 徳井健太(芸人)
一件落着、勧善懲悪、ザ・ムービー。 産まれたての乳児から、活気の欲しいご老人まで全国民が楽しめる映画。 折角、お金と時間を費やして観る庶民の娯楽なんだもの、ハッピーな方が良いに決まってる! と、今の僕は思います。 きっと見終わった後には心も懐も、ポッカポカなはず、ですよ!
髭男爵 山田ルイ53世(芸人)
深刻なのにお気楽、時代劇なのに現代的。 要するに、上質のエンターテイメント……名人の落語を聴いたような心持ちになりました。
『大名倒産』は2023年6月23日(金)より公開
監督:前田哲
出演:神木隆之介
杉咲花、松山ケンイチ
小日向文世/小手伸也、桜田通/宮﨑あおい
キムラ緑子、梶原善/勝村政信、石橋蓮司
髙田延彦、藤間爽子、カトウシンスケ、秋谷郁甫、ヒコロヒー
浅野忠信/佐藤浩市
配給:松竹
© 2023『大名倒産』製作委員会