広瀬すず主演映画『水は海に向かって流れる』のスペシャル映像が解禁された。
田島列島がユーモラスかつセンシティブな独特の筆致で描くのは、26歳のOL榊さんと高校生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの面々の想定外の日々を綴った、家族の元を離れて始まる、家族の物語。主人公・榊千紗を演じるのは『流浪の月』での好演の高い評価が記憶に新しい、広瀬すず。映画にドラマ、作品を重ねるごとに飛躍してきた広瀬が、クールで感情を表に出さない大人の女性を繊細に演じ、新たなステージに挑む。監督は、『そして、バトンは渡された』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』など、心潤す数々の群像劇を世に送り出してきた前田哲。人と人との向き合う過程を優しく描き、心の揺れ動きや溢れ出る感情を丁寧に映し出す。
今回解禁された見どころ集約のスペシャル映像では、観客から反響の大きかったシーンを一挙公開。映像は26歳OL・榊さんが傘を持って、直達を駅に迎えに来る、2人の出会いのシーンから始まる。何も知らずに榊さんと出会った直達だったが、実は榊さんは直達を知っていた。過去の事情を知るシェアハウスの主・成瀬教授(生瀬勝久)とのシーンで明かされる、榊さんと直達の因縁、そしてその因縁に大きく関わっている直達の父親(北村有起哉)と榊さんの偶然の出会い、直達の叔父・茂道(高良健吾)も巻き込み展開していく2人の関係。映像の中では今回初めて解禁された、クールな榊さんが感情をあらわにして、涙ぐむシーンも。
笑顔を封印し「これまでは上手くやれてたのに。余計な波風がたたないように」と話す榊さんと、感情をうまく表に出せず、気持ちを飲み込み、日々のモヤモヤを何とかやり過ごしてきた直達が、徐々に心の内を明かしながら、少しずつ変化していく関係性、そして2人の感情が共に大きく動いていく様子を垣間見ることができる。
スペシャル映像
『水は海に向かって流れる』は全国で公開中
監督:前田哲
出演:広瀬すず
大西利空、高良健吾、當真あみ/勝村政信
北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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