森七菜×奥平大兼W主演『君は放課後インソムニア』の本編映像が解禁された。
「富士山さんは思春期」、「猫のお寺の知恩さん」で一瞬のきらめきのような思春期を描いた青春漫画の旗手・オジロマコトが手掛け、2019年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載中の「君は放課後インソムニア」。幅広い世代から高い支持を得、現在、コミックスは第11集まで刊行されている大ヒット漫画を映画『東南角部屋二階の女』で長編映画の監督としてデビューし、テレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」や「祈りのカルテ」でも演出を務める池田千尋監督が実写映画化。若手実力俳優の森七菜、奥平大兼がW主演を務める。
今回、本作の大きな魅力のひとつである、原作漫画の舞台と同じ石川県七尾市で撮影された本編映像が解禁された。中見丸太は不眠症に悩んでいた。ある日、学校屋上の使われていない天文台で、偶然にも同じ悩みを持つクラスメイトの曲伊咲と出会う。クラスではろくに話したこともないけれど、誰にも打ち明けていなかった不眠症という秘密で繋がり、次第に打ち解けていく。しかし天文台を勝手に使っていたことがバレてしまい、天文台が立ち入り禁止の危機に迫られる。せっかく手に入れた安息の場所を手放すわけにはいかない。休部となっている天文部を復活させ、正式に天文台を使用することを決意する二人。天文部としての活動実績を作るため、天体写真のコンテストでの受賞を目指して、クラスメイトや周囲の大人たちまでも巻き込みながら奮闘していく。そして二人が向かった撮影場所のゴールは真脇遺跡だった―。
今回解禁された本編映像は、失敗や挫折を経験しながらも「私たちのゴール」と二人で決めた真脇遺跡に到着したシーン。石川県能登町にある真脇遺跡は、縄文時代前期から晩期にいたる約4000年もの間、繁栄を続けた長期集落型定住遺跡。二人は途方もない時の流れに思いを馳せ、未来について話し合う。そして二人の感情はクライマックスへと向かっていく。
真脇遺跡での撮影は2日間にわたって行われた。真夏の暑さの中、森と奥平は大きな荷物を背負いバスから降りて真脇遺跡に走って向かうシーンを何度も撮影。暑さにも負けず、合間にはそれぞれがカメラを向け合い写真を撮ったりするなど、和気あいあいと撮り進められた。そして日が暮れ始めると空が真っ赤に染まり壮大な夕焼け空に。真脇遺跡の存在感と神秘的な空気に圧倒されながら、同時にパワーも受け取った、貴重な撮影となった。
本編映像
『君は放課後インソムニア』は2023年6月23日(金)より全国で公開
監督:池田千尋
出演:森七菜、奥平大兼、桜井ユキ、萩原みのり、上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川﨑帆々花
配給:ポニーキャニオン
©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会