累計発行部数2,200万部の人気漫画『ザ・ファブル』のTVアニメ化が決定した。

2019年と2021年には岡田准一主演で実写映画化もされ、累計興行収入31億円超えという大ヒットとなった南勝久原作の「ヤングマガジン」で連載された漫画『ザ・ファブル』。2021年より連載が開始され、人気を博した『ザ・ファブル The second contact』が惜しまれつつ完結を迎えた。

そして今回、待望のTVアニメ化が決定した。幼少期から殺し屋としての英才教育を受け、どんな敵も6秒以内に鮮やかに葬り去る、無敵の殺しの天才・通称“ファブル”。ある日、組織のボスから「1年間誰も殺してはならない」という突然の指令を受けた彼は、人殺しをしない全く新しい生活を送ることになる―。佐藤明と名乗り、プロとして初めて過ごす普通の生活。しかし、平穏な日常の中に蠢く、不穏な空気が明を放っては置かない…。果たして、この最大にして至難のミッションを遂行することはできるのか?寓話と呼ばれし無敵の殺し屋“ファブル”の、カッコよく、滑稽で、そして少し風変わりな1年間の殺し屋休業生活を描くアクションコメディアニメに期待だ。

TVアニメ化決定と合わせて、殺しの天才・ファブルの違和感漂うティザービジュアルが公開された。愛銃のナイトホークを握り、目があう相手を今にでも始末しそうな、最強の殺し屋を思わせる鋭い眼光。ただならぬ殺気を放つ殺し屋の姿は…全身裸?「プロとして、一年間誰も殺さない」という決意を裸でキメる。かっこよさと滑稽さが入り混じった違和感漂う、迫力満点のビジュアルとなっている。

さらに、原作の南勝久と髙橋良輔監督からコメントが到着した。

南勝久(原作)コメント

実写映画に続き、この度のアニメ化とまたひとつ夢・目標に手が届き、関係者の皆様には大変感謝しております。『ザ・ファブル』の構想を練り出した時点から、密かに実写映画化とアニメ化の両方を念頭に入れておりました。昨年、髙橋良輔監督たちが僕の地元まで足を運んでくれて、今作の事を熱く語られているのを聞いた時、このアニメは良いものになると直感いたしました。原作ファンの皆さん、漫画と同じように動くアニメの『ザ・ファブル』をぜひ楽しみにしていてください。僕も皆さんと同じくワクワクしながら完成を待ち望んでおります。

髙橋良輔(監督)コメント

「紙面上のキャラに針を刺すと血が出るような……」これは単行本一巻の表紙裏に書かれた原作者の言葉である。正にアニメの『ザ・ファブル』が目指すものもこの一点にある。作品の中で描かれる“強さ”も“優しさ”も“侠気”も“狂気”も、切れば噴き出す熱い血を持ったキャラクター達によって語られなければならない。いざ、我ら一同も身震いして佐藤兄妹と共に――浪花へ!

スタッフ

原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤングマガジン」掲載)
監督:髙橋良輔
シリーズ構成:高島雄哉
脚本:高島雄哉 森田眞由美
キャラクターデザイン:大下久馬 長谷川早紀 羽山淳一
アニメーション制作:手塚プロダクション

アニメ『ザ・ファブル』
©南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会