ラーム・チャラン主演『ランガスタラム』の本編映像が解禁された。
小さな農村“ランガスタラム村”を舞台に、ラーム・チャラン演じる青年チッティの恋物語を交えながら、村を牛耳る金貸しの自称「プレジデント」から村を救おうと、兄のクマールと共に危険を顧みず立ち上がるスリルあふれる物語へと展開していく本作。変化に富んだダンスや骨太なストーリーが人気を呼び、インドでの封切時に幾つもの劇場で100日超えの連続上映を達成。興収においても21億6千万ルピー(約35億円)を記録して、同年公開のテルグ語映画としては2位以下を大きく引き離すかたちでの首位となった。フィルムフェア賞サウスでの最優秀主演男優賞(ラーム・チャラン)、第66回インド国家映画賞の最優秀音響賞など、数々の映画賞を獲得して、高い評価を受けている。
今回解禁された本編映像は、村の祭事の山車巡行にあわせ、ラーム・チャラン演じる青年チッティが大勢の村人たちと踊るエネルギッシュなダンスシーン。「人生は芝居、この世は舞台」という作品全体に流れるコンセプトを陽気なリズムに乗せた楽曲は、本作のタイトルトラック「Ranga Ranga Rangasthalaana(ランガ・ランガ・ランガスタラーナ)」。
「ラーム・チャランと並んで本作の主役」とまで賞賛された本作の音楽を手掛けたのは、テルグ語映画音楽界を牽引する音楽監督デーヴィ・シュリー・プラサード。「この世は芝居の舞台 俺たちゃ みんな人形さ」という歌詞は、大ヒット作『RRR』の代名詞ともなった「ナートゥ・ナートゥ」の作詞家としてアカデミー賞を受賞したチャンドラボースによるもので、歌唱は「ナートゥ・ナートゥ」を歌っていた2人のうちの1人、ラーフル・シプリガンジが担当している。このタイトルトラックは全編を通じて変奏され、明るい曲調とは裏腹の、世界の残酷さへの嘆きが胸を打つ。
本編映像
『ランガスタラム』は2023年7月14日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開
配給:SPACEBOX
©Mythri Movie Makers