岩井俊二監督最新作『キリエのうた』の作品が漂わせる3つの空気を表現した3種類のビジュアルが解禁された。

岩井俊二監督最新作の主人公は、路上のミュージシャン。人気絶頂のタイミングで解散する“楽器を持たないパンクバンド”BiSHとして活躍しながら、ソロとしても活動の場を広げる異色のアーティストのアイナ・ジ・エンドを主演に抜擢、松村北斗、黒木華、広瀬すずらがメインキャストとして出演する。壮絶な運命と無二の歌声を宿したキリエの音楽がつなぐ13年に及ぶ壮大な愛の物語。降りかかる苦難に翻弄される男女4人の人生が、切なくもドラマティックに交錯していく―。

今回、本作が漂わせる“歌” “恋愛” “友情”を表現した3種類のビジュアルが解禁された。アイナ・ジ・エンドが中心に描かれるビジュアルは、雑踏のなかで歌うキリエの姿が人混みの影から映されており、「家はありません。歌しか、うたえません」というキャッチコピーと共に、運命に翻弄されるだけでない、懸命に音楽を奏でるキリエの、そして彼女の歌声の力強さが伝わってくるビジュアルとなった。

そのビジュアルと打って変わり、松村北斗が中心に描かれるビジュアルではキリエと夏彦が額を寄せ合う姿が切り取られ、2人の一瞬の煌めきを爽やかに感じられるビジュアルとなっている。一方で、広瀬すずが中心に描かれるビジュアルではキリエとイッコが頬を寄せ、同じ憂いを帯びた瞳で遠くを見つめる姿から二人の絆や、二人に待ち受ける未来を予見するようなざわつきを感じさせる。どちらのポスターにも「忘れたい。忘れたくない。」というコピーが添えられ、いなくなってしまった恋人を想う夏彦と、名前も過去も捨てたイッコ、そして物語の中心人物となるキリエの心情を表したコピーか添えられている。

キリエを中心に繰り広げられる、13年に及ぶ壮大な愛の物語。彼らがいったいどんなドラマを繰り広げるのか期待が膨らむ“歌” “恋愛” “友情”を漂わせるビジュアルに仕上がっている。

『キリエのうた』は2023年10月13日(金)より公開
原作・脚本・監督:岩井俊二
出演:アイナ・ジ・エンド、松村北斗、黒木華/広瀬すず
村上虹郎、松浦祐也、笠原秀幸、粗品(霜降り明星)、矢山花、七尾旅人、ロバート キャンベル、大塚愛、安藤裕子、鈴木慶一、水越けいこ
江口洋介、吉瀬美智子、樋口真嗣、奥菜恵、浅田美代子、石井竜也、豊原功補、松本まりか、北村有起哉
配給:東映
©2023 Kyrie Film Band