沢木耕太郎の傑作小説『春に散る』が映画化を記念して、映画スチールを多数使用した全面幅広帯付き版で全国書店にて展開が開始された。

数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。その集大成ともいえる最高傑作を瀬々敬久監督が実写化。主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り、40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに翔吾はボクシングを教えて欲しいと懇願。やがて2人は世界チャンピオンを共に⽬指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく―。佐藤浩市が翔吾を導くことで人生に尊厳を取り戻そうとする仁一、横浜流星が仁一と出会い諦めかけていた夢に再度挑戦する翔吾を演じ、山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝ら発表済みのキャストに加えて、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦ら豪華キャストが集結する。

2015年~2016年に朝日新聞で連載され大反響を呼んだ沢木耕太郎による傑作小説『春に散る』。2020年に文庫版が刊行された本作がこの夏、監督に瀬々敬久、主演に佐藤浩市と横浜流星、共演に橋本環奈、片岡鶴太郎、哀川翔、窪田正孝、山口智子らを迎えて映画化される。晩年を迎えた者と伸びゆく若者、世代も考え方も異なる人間と人間が、ぶつかり合いながらも愛や絆を見つけようともがく姿の描かれる作品で、「今この瞬間を生き切る」ことの真実を見せてくれる、日本映画史上最も胸熱なドラマとなった。

そして今回、映画の8月25日(金)全国公開に向けて、朝日文庫既刊の原作に映画スチール写真を多数使用した全面幅広帯を巻いて、出荷が開始された。全国の書店で購入することができる。
※各ネット書店で注文の際には、映画帯の付いていない場合がある。

沢木耕太郎『春に散る』上・下
レーベル:朝日文庫(朝日新聞出版 刊)
判型:文庫判
定価:上・下共に792円(本体720円+税10%)
ページ数:上・下共に480ページ
ISBN:上978-4-02-264947-8/下978-4-02-264948-5
出版社サイト: 上巻 下巻

『春に散る』は2023年8月25日(金)より全国で公開
監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市、横浜流星
橋本環奈/坂東龍汰、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦/片岡鶴太郎、哀川翔
窪田正孝、山口智子
配給:ギャガ
©2023映画『春に散る』製作委員会