上川隆也主演舞台『隠し砦の三悪人』が7月27日(金)に東京・明治座で開幕するのに先駆けて、26日(木)にフォトコールが行われた。
『隠し砦の三悪人』は、戦国の時代を舞台に、敗北した秋月家の侍大将・真壁六郎太が若く美しい世継ぎの姫と黄金200貫を無事に同盟国へ送り届ける使命を果たすため、偶然出会った百姓2人を巻き込んで、危機的状況下をくぐり抜けていく冒険活劇。監督が黒澤明、主演を昭和の名優・三船敏郎が務めた映画は1958年の公開から長き時を経た今でも国内外から高い人気を誇っている。主人公の真壁六郎太役を上川隆也、百姓の又七役を風間俊介、太平役を六角精児、雪姫役を小林由依(櫻坂46)、田所兵衛役を宇梶剛士が演じる。
時は戦国時代、とある場所で秋月、山名という小国の戦いが起こる。山名家当主である山名竹膳(佐藤アツヒロ)は長年膠着していた秋月家との戦いを、不意打ちのような奇襲で一気に攻め込んで片を付けた。百姓の又七(風間俊介)と太平(六角精児)は一攫千金を夢見て戦いに参加するも、恐怖に震え上がり何もできない。命が惜しくなった2人は故郷に帰ろうという話になるが、欲に目がくらみ討ち死にした兵士の懐漁りをはじめると、秋月の隠し金を見つける。争い合うように隠し金確保に励む又七と太平の前に、怪しげな男が現れる。その正体は秋月家の侍大将・真壁六郎太(上川隆也)であった。仔細は分からないが、とりあえずの恩賞欲しさに手伝うことになる2人。
一方、秋月の隠し砦には、身分を隠して潜む秋月家の雪姫(小林由依)の姿があった。同盟国への脱出を思案していた六郎太であったが、山名領土を正面突破する脱出法に活路を見出す。しかし、行く手には六郎太のかつての盟友にして宿敵である山名の侍大将・田所兵衛(宇梶剛士)が立ちふさがる。果たして4人は敵陣を突破し、無事に脱出できるのか…。
2023年7月28日(金)~8月13日(日)に東京・明治座、8月24日(木)~27日(日)に大阪・新歌舞伎座で上演。
【写真/編集部】
『隠し砦の三悪人』
原作:黒澤明、橋本忍、小國英雄、菊島隆三『隠し砦の三悪人』
上演台本・演出:横内謙介
出演:上川隆也、風間俊介、六角精児、小林由依、佐藤アツヒロ、宇梶剛士
高木トモユキ、平田裕一郎、岡宏明、北村由海、前田悠雅
【東京公演】
期間:2023年7月28日(金)~8月13日(日)<全22公演>
会場:明治座(東京都中央区日本橋浜町2-31-1)
【大阪公演】
期間:2023年8月24日(木)~8月27日(日)<全5公演>
会場:新歌舞伎座(大阪府大阪市天王寺区上本町6-5-13)