クマがコカインを食べてしまい森で大暴れするワイルド・パニック・アドベンチャー『コカイン・ベア』の場面写真が解禁された。

1985年、アメリカ。墜落した麻薬輸送機から失踪したコカインをクマが食べてしまうという事件が発生―。そんなウソのようなホントの話に着想を得た、前代未聞の問題作が誕生。突如としてスクリーンに“出没”した<コカイン・ベア>=コカインを食べて狂暴化したクマは、“コーキー”という愛称でソーシャルメディアを中心に話題を呼んだ。プロデュースを務めたのは、『スパイダーマン:スパイダーバース』をはじめ数々のヒット作を手がけてきたフィル・ロード&クリストファー・ミラーの名コンビ。監督はエリザベス・バンクス。

今回解禁された場面写真は、どれもリアルで表情豊かなものばかり。エリザベス・バンクス監督は自然ドキュメンタリー並みのクオリティーのクマの再現を求め、『ロード・オブ・ザ・リング』(01~03)、『アバター』(09)、『猿の惑星』(11~17)シリーズで有名なピーター・ジャクソンが設立した特殊効果の会社である“WETAデジタル”に依頼した。

さらに、コカイン・ベアを演じるモーション・キャプチャー/スタント・パフォーマーには『ジャングル・ブック』(16)、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(19)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)などで、幻想的な獣、異星の生き物、様々な野生動物を演じてきたベテランのアラン・ヘンリーを起用。普通のクマを演じるだけでも難しいと話すヘンリーは「コカインでハイになったクマに関する研究は多くない。そんなクマにインタビューした人もいない。正直なところ、私としては、ほとんど当てずっぽうで演じたんだ」と参考にする材料がなかったことを明かしている。

『コカイン・ベア』は2023年9月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、シネクイントほか全国で公開
監督:エリザベス・バンクス
出演:ケリー・ラッセル、オシェア・ジャクソン・Jr、オールデン・エアエンライク、イザイア・ウィットロック・Jr、クリストファー・ヒヴュ、マーゴ・マーティンデイル、レイ・リオッタ
配給:パルコ ユニバーサル映画
R15+
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