『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の公開記念聖地新宿舞台挨拶が9月9日(火)にTOHOシネマズ新宿で行われ、神谷明、伊倉一恵、一龍斎春水、玄田哲章、沢城みゆき、堀内賢雄、こだま兼嗣総監督が登壇した。

1985年に北条司が『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始した『シティーハンター』。原作の発行部数は全世界で5,000万部を超え、今なお世界中で絶大な人気を誇る。2019年公開の『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』は観客動員数100万人、興行収入15億円を超えるヒットを記録した。そして、『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』では、前作に続き現代の東京を舞台にそのストーリーは冴羽獠の過去、そしてパートナーであった槇村秀幸の死の核心に迫っていく。冴羽獠役の神谷明、槇村香役に伊倉一恵、野上冴子役に一龍斎春水、海坊主役に玄田哲章、美樹役に小山茉美といったお馴染みの声優陣が続投、そしてエンディングテーマは『Get Wild』。

今回行われた舞台挨拶には、冴羽獠役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵、野上冴子役の一龍斎春水、海坊主役の玄田哲章らに加え、ゲスト声優のアンジー役・沢城みゆき、海原神役・堀内賢雄、そしてこだま兼嗣総監督が登壇した。

「オープニングから期待してください」という玄田。続く一龍斎は「(舞台)袖で2人(神谷と伊倉)を見ていてもこの絆が画面に表れているんだなと思っています」と感慨深げな様子を見せた。その伊倉は「始まって5秒で『おっ』てなります。30秒くらいで笑いなら手を叩きたくなると思います」と自信を見せた。また、神谷は「いつもに増してギャグからシリアスまで、振れ幅が大変大きくなっています」という神谷は「前作に出演して『俺を呼んだのは、君だろ』と今回の作品でも言いたかったんですけど、シナリオにない。スタッフにお願いしました、『言わせて』って。探してください、言っております」と明かした。

一方で本作で初参加となる沢城は「歴史がある作品の中で、新たな歴史を作ってしまった感はある」といい、シリーズのファンでもある沢城は「一ファンとして見るときで違うんですけど、まだまだアンジーとしての熱が自分の中で残っているのでフラットとして見れない」と笑った。堀内は「とにかくコミカルでストーリーが重厚。どうやってこの先続いていくか期待感があります」と語った。

イベントでは、TM NETWORKの3人からのメッセージをMCが代読。宇都宮からは「世界に誇れる『シティーハンター』の最新作に参加できて本当にうれしいです。拝見して鳥肌が立ちました。僕たちもちらっと出演していて驚きました」、木根は「TM 3人での曲の制作はデビュー当時に戻ったような楽しい時間が多かったです。僕らは全国ツアーをスタートさせました。ツアーと映画を両方見て楽しんでほしいです」、小室は「『シティーハンター』という大きなエンターテインメントに対して、英知を出し尽くし楽曲政策に集中しました。挿入曲『アンジー』は、この曲ほどストーリーの深い意味を音楽で表現できたことはないのではと、とても満足した楽曲に仕上がったと思っています」とコメントを寄せた。

最後に神谷は「『シティーハンター』がここまで続けてこられたのも、たくさんの方の応援があったからこそです。僕たちはこの後もまだまだ続けたいと思っています。一層のご支援を賜りたいと存じます」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』は全国で公開中
配給:アニプレックス
©北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会