DMM TVオリジナルドラマ第1弾『ケンシロウによろしく』の完成披露試写会が9月19日（火）に都内で行われ、松田龍平、西野七瀬、倉科カナ、筒井真理子、中村獅童が登壇した。

本作は数多の芸人たちから「笑いのセンスが高い」と評され各メディアで話題沸騰中のマンガで、待望の実写化に臨み最高のスタッフとキャストが集結した。脚本は、映画『地獄の花園』やドラマ「ブラッシュアップライフ」など次々と話題作を生み出すヒットメーカーバカリズムが担当。さらに『地獄の花園』などでバカリズムとタッグを組み、唯一無二の世界観を映像で表現してきた関和亮が監督を務める。松田龍平が復讐のために「北斗の拳」を読んで暗殺拳を学び、なぜか史上最強の凄腕マッサージ師となる主人公・沼倉孝一を演じ、共演には西野七瀬が、ヒロインで主人公・沼倉の技術にあこがれを抱き弟子入りしたマッサージの専門学校生・坂本里香を演じている。

「本を読んだ時はふざけた感じになると思ったんですけど、実際撮影ではしっかりと撮っていて、いいバランスにいなっていておもしろかったです」と振り返る松田。西野は「普通に笑っちゃいました。おもしろいところもありつつ、かっこよく撮っているところもあったのでメリハリが素敵だと思いました」とコメントした。

本作ではバカリズムが脚本を担当しているが、「混ぜちゃいけないタッグ」と表現した倉科は「独特な世界観がプラスされて危険なくらいおもしろくなっていた」と振り返った。そのバカリズムについて筒井は「マルチな才能なんだなと思いました」と称賛した一方で中村は「僕がまた久しぶりにガラの悪い役だなと。本当はそういう人間じゃないんですけど、演技でやっているんですけど」と話し、会場には笑いが起きた。また、中村が「龍平くんと共演させていただきたくて」と本作への出演を決めことを明かすと、松田は「沼倉の追い求めている人なので、誰がやるのかと思ったら獅童さんだったのでめちゃめちゃうれしかったです」と語った。

また、原作の漫画と自身が演じたビジュアルが並べて投影され、共通点を聞かれると「腕が太すぎて筋肉があるから、結構がんばったんですけど、並べてみると遠かったなと」と笑いを誘った松田だが、衣装については「コスプレになりすぎるのが嫌だと。コスプレになりきれていないいい塩梅がないかな」と作り上げたという。

劇中では“ツッコミ”役という西野だが「撮影中に松田さんが冗談をおっしゃっていたので、そこにツッコんでみたり」というと「無茶振りしてみたり。でもなかなかツッコんでくれなくてスルーされて（笑）」と明かす松田に西野は「複雑な冗談をおっしゃったりするので、冗談かどうか分からないのでツッコんで怒られたらどうしようと思ってちょっと遠慮しちゃった」と明かし、笑いを誘った。

また、コメディ作品での松田について「松田さんがやる沼倉先生がおもしろすぎて、全部が絶妙。表情だったりしゃべり方が、予想外な感じでした、台本で見た感じと実際に撮影していくとき。予想できなくて楽しかったです」という西野。一方で倉科は「オフの時間に、松田さんに好きな食べ物を聞いたら、15分くらい語ってくらい語ってくださったんですけど結局なんだったかわからないんです。本当につかめなくて松田さんらしいなと」と笑いを誘った。また、中村は「人間性が芝居に出る。何とかしてやってやろうというのが役者をやっていると時々出ちゃうかもしれないっけど、それがまるでない。やらない良さが素敵だなと思いました」と称賛した。

最後に松田は「めちゃめちゃ真剣に、硬派に撮っているギャグなので15分あっという間に過ぎちゃうと思うので一気見していただければありがたいです」と本作をアピールした。

【写真・文／編集部】

『ケンシロウによろしく』は2023年9月22日（金）よりDMM TVで独占配信
監督：関和亮、スミス、中山佳香
出演：松田龍平、西野七瀬、倉科カナ、矢本悠馬、斉木しげる／勝村政信、野間口徹、松井愛莉、大鶴肥満（ママタルト）、義江和也／筒井真理子／中村獅童
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