10月23日(月)から開催される第36回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門において、サーチライト・ピクチャーズ提供のヨルゴス・ランティモス監督作『哀れなるものたち』、タイカ・ワイティティ監督作『ネクスト・ゴール・ウィンズ』、アンドリュー・ヘイ監督作『異人たち』の日本最速上映、さらにそのうち2作品はアジアン・プレミアで出品されることが決定した。
10月23日(月)~11月1日(水)に開催される第36回東京国際映画祭では、賞レースでも重要視されているヴェネチア国際映画祭やトロント国際映画祭で大きな話題を巻き起こし、日本の映画ファンからも“早く見たい!”という声が溢れている3作品を、初めに鑑賞できる貴重な機会となる。東京国際映画祭ではサーチライト・ピクチャーズのチケットが毎年のように瞬く間に完売しているが、今年注目の3作品においても売切必至だ。
『哀れなるものたち』
(2024年1月26日公開)【ジャパン・プレミア】
アカデミー賞最多10ノミネート、全世界で大ヒットを記録した『女王陛下のお気に入り』(2019)のヨルゴス・ランティモス監督×エマ・ストーンが再集結して描く、映画史上最も大胆で空前絶後の感動に満ちた、待望の最新作。先日開催された第80回ヴェネチア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞し、早くもアカデミー賞®最有力候補として話題沸騰中。なお、日本での劇場公開同様、オリジナル無修正R18+バージョンで上映される。
物語は、自ら命を絶った不幸な若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって奇跡的に蘇生することから始まる。蘇ったベラは“世界を自分の目で見たい”という強い欲望に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)の誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出る。貪欲に世界を吸収していくベラは平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていくのだった―。
監督:ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
北米公開:12月8日
『ネクスト・ゴール・ウィンズ』
(2024年2月23日公開)【アジアン・プレミア】
偉才タイカ・ワイティティ監督が、第92回アカデミー賞脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』(2020)以来、サーチライト・ピクチャーズと2度目のタッグを組んだ最新作。2014年に、『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』としてドキュメンタリー映画化もされた奇跡の実話をベースに、『ソー:ラブ&サンダー』(2022)などのハリウッド大作から、『ジョジョ・ラビット』といったセンスとユーモアにあふれた心打つ感動作まで幅広く手掛けるワイティティが監督・脚本を務め、独自の世界観とユーモアを盛り込みつつ描く感動の物語。
2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)が就任し、立て直しを図るが、果たして奇跡の1勝は挙げられるのか…。
監督・脚本・製作:タイカ・ワイティティ
出演:マイケル・ファスベンダー、オスカー・ナイトリー、エリザベス・モスほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
北米公開:11月17日
『異人たち』
(2024年春公開)【アジアン・プレミア】
日本を代表する名脚本家・作家、山田太一が1987年に発表した長編小説「異人たちとの夏」(新潮社刊)を、『荒野にて』(2017)、『さざなみ』(2015)など世界で絶賛された作品を送り続ける監督/脚本家 アンドリュー・ヘイの手により再映画化。テルライド映画祭でのワールドプレミア以降、絶賛の声に溢れ、「テルライド映画祭で最も成功した映画」「本年度アカデミー賞®に絡むこと間違いなし」と早くも“傑作”の声を確かなものにしている。
夜になると人の気配が遠のく、ロンドンのタワーマンションに一人暮らす脚本家アダム(アンドリュー・スコット)は、謎めいた住人、ハリー(ポール・メスカル)に出会い、ありふれた日常に変化が訪れる。ハリーとの関係が深まるに従って、アダムは遠い子供の頃の世界に引き戻され、12歳の時に亡くなった両親(ジェイミー・ベル、クレア・フォイ)が、そのままの姿で目の前に現れる。信じられない再会に固く閉ざしていた心が解きほぐされ、アダムは代え難い安らぎの時を過ごすが、その先には思いもしない世界が広がっていた…。
監督・脚本:アンドリュー・ヘイ
出演:アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、ジェイミー・ベル、クレア・フォイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
北米公開:12月22日
第36回東京国際映画祭は2023年10月23日(月)~11月1日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催
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