ウェス・アンダーソン監督とベネディクト・カンバーバッチが初タッグを組んだNetflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』の予告編とキービジュアルが解禁された。
『グランド・ブダペスト・ホテル』『アステロイド・シティ』の奇才ウェス・アンダーソン監督が、“ドクター・ストレンジ”として世界中で知られるベネディクト・カンバーバッチと初タッグを組んで贈る、奇妙でステキな物語。カンバーバッチ演じる大金持ちで無職でギャンブル好きな男が、ある日“透視”というチート能力を得て、カジノで荒稼ぎ。しかし、彼にはどこか思うところがあったようで…。
アカデミー賞4部門受賞の『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)や『犬ヶ島』(18)、そして先日公開を迎えた『アステロイド・シティ』(23)で知られるウェス・アンダーソン監督。世界観、構図、台詞、ユーモア…他のどの映画監督とも一切被ることのない、圧倒的“超”個性を常に爆発させている。そんなウェスワールドは世界中、そして日本でも熱狂的なファンを生み、映画に留まらず、アートやファッションの分野にも影響を拡大し続けている。そんな彼が、「チャーリーとチョコレート工場」で知られる作家ロアルド・ダールの短編小説「奇才ヘンリー・シュガーの物語」を映像化。アンダーソン監督によるダールの小説の映像化はストップモーション・アニメーション映画『ファンタスティックMr.FOX』(09)に続く、2度目となる。
今回、“ウェスワールド”が炸裂し、カンバーバッチ、レイフ・ファインズ、ベン・キングズレー、デヴ・パテルら名優が出揃った映画ファン必見の日本版予告編とキービジュアルが解禁された。予告編では、全編にわたって美しい映像世界が映し出されている。主人公は、大金持ちで独身、これまで働いたことのない、ギャンブルが大好きな男ヘンリー・シュガー。ある時、“目を使わずにモノを見る”ことができるという導師の存在を本で知った彼は、その力をギャンブルでイカサマをするために利用しようと計画する。すったもんだがありながらも透視の力を身に付けたヘンリーは、「今や容易に稼げる、世界中の誰よりも」と舞い上がり、あらゆるカジノでボロ儲けをしていく。しかしなぜか、考え込むような表情を見せたり、大量の札束を投げ捨てる姿も…。予告編のラストで語られる言葉は、「彼が世界のため何をしたか知るべきだ」――果たして、ヘンテコな男ヘンリーはこのチート能力を使って、何を起こすのか?彼に待ち受ける運命は―。
第80回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、米映画批評サイトRotten Tomatoesでも批評家スコアが95%(9月20日時点)を記録するほどの大絶賛を集めている本作。海外メディアも賞賛しており、「アンダーソン監督のこれまでの作品の中で、最も視覚的に独創的」(Indie Wire)、「楽しい短編映画だ。現在活躍している監督の中で、ウェス・アンダーソンほど、そのスタイルがより際立っていて、影響力のある監督がいるだろうか?」(VARIETY)と評している。
ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)で知られるカンバーバッチに加え、『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演し、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役、『シンドラーのリスト』(93)、『007 スカイフォール』(12)の名優レイフ・ファインズも出演。さらに、透視能力の導師役には、『シンドラーのリスト』、『ジャングル・ブック』(16)等に出演し、“ナイト”の称号を持つレジェンドベン・キングズレー、『ホテル・ムンバイ』(18)のデヴ・パテルも加わり、実力者勢揃いで贈る、ウェス・アンダーソンの“新世界”を堪能したい。
予告編
Netflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』は2023年9月27日(水)よりNetflixで世界独占配信
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、レイフ・ファインズ、ベン・キングズレー、デヴ・パテル、リチャード・アイオアディ