アニメ『葬送のフリーレン』のノンクレジットOP映像が解禁され、併せてYOASOBIによるOPテーマ「勇者」のアニメフルMVが公開された。
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中、山田鐘人(作)とアベツカサ(画)による漫画『葬送のフリーレン』。勇者とそのパーティーによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。コミックスは累計発行部数1000万部を突破し、そして2021年には「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。
『葬送のフリーレン』は、TVアニメシリーズとしては史上初となる日本テレビ系「金曜ロードショー」で初回2時間スペシャルが放送され、話題を呼んでいる。そして10月6日(金)からは毎週金曜23時から日本テレビ系30局ネットの新アニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」通称“フラアニ”にて、2024年3月まで連続2クールで放送される。
今回、ノンクレジットオープニング映像が解禁された。ヒット曲を連発しているユニット・YOASOBIによるOPテーマ「勇者」に乗せて展開するこの映像は、絵コンテ・演出を『葬送のフリーレン』本編の斎藤圭一郎監督が担当。アニメ本編でヒンメルの死を目の当たりにし、人を知ろうとしてこなかったこれまでの自分を悔い、“人の心を知るための旅路”へ歩みを進めたフリーレンの心のように、映像が進むにつれて絵が次第に色を帯びていく演出に引き込まれる。
PV第1弾
併せて、OPテーマ「勇者」の楽曲フル尺のミュージックビデオが公開された。このMVは『葬送のフリーレン』本編と同じくマッドハウスが制作し、全編『葬送のフリーレン』のオリジナルアニメーションで構成。YOASOBIが紡いだ静けさと激しさが同居するような楽曲「勇者」に乗せて、フリーレン、勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼンの“勇者パーティー”の4人が旅する姿、中でもフリーレンと彼女に大きな影響を与えるヒンメルの絆を感じさせる描写、そして時折り目に飛び込む切り絵のような演出が印象的なMVとなっている。
YOASOBI「勇者」MV
さらに、この「勇者」を制作するために書き下ろされた、『葬送のフリーレン』原作者・山田鐘人の監修による楽曲用原作小説「奏送」が公開された。“小説を音楽にするユニット”YOASOBI。彼らが『葬送のフリーレン』のOPテーマを制作するにあたり執筆された小説「奏送」で綴られるのは、勇者ヒンメルの死後5年後にフリーレンが訪れた“音楽都市”と称される小都市を舞台にした物語。音楽があふれるその場所で出会った老女からフリーレンは、ある難解な依頼を受けることに…。「奏送」は、 アニメ『葬送のフリーレン』公式ホームページで公開中。
アニメ『葬送のフリーレン』毎週金曜日23時より日本テレビ系全国30局ネット「FRIDAY ANIME NIGHT」にて放送
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会