映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』の完成披露舞台挨拶が10月5日(木)に新宿バルト9で行われ、片山福十郎、朝井彩加、M・A・O、野田順子、高橋直純、遠近孝一、浦和めぐみ、松本美和、徳光由禾、緒方恵美、釘宮理恵、田口智久監督が登壇した。
1999年に映画『デジモンアドベンチャー』が公開、同年TVアニメ放送が開始されたアニメシリーズ「デジモン」。2020年に公開された映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』ではTVアニメ第1作の主人公である八神太一とアグモンの成長した姿が描かれ、そして2023年、大人になった『デジモンアドベンチャー02』メンバーが劇場の大スクリーンに帰ってくる。本作で明かされるのは、“選ばれし子どもたち”誕生の裏に秘められた悲しくも優しい真実。友情とは何かー。幸せとは何か―。デジモンと共に歩んだすべての“子どもたち”へ贈る、TVアニメ『デジモンアドベンチャー02』のラストで描かれた全ての人々がパートナーデジモンと共に暮らす未来の世界へと向かう。
本作について片山は「大きな意味合いを持つ作品です。そうではありながらも、初めてシリーズを見ていただく方にもストーリーに没入していただける内容」と説明し、野田は「『02』のにぎやかな感じと、新しくゲストで登場したルイくんとウッコモン、緒方さんと釘宮理恵ちゃんのかっこよくかわいいけど怖い、このコントラストを楽しんでいただけたら」とコメントした。
今回、シリーズ初参加となる緒方は「『デジモン』に触れるのがほぼ最初。いろいろ履修してからくるべきかと思ったのですが、初めての役だったので逆に初めて釘宮さんの役と出会うという、2人に生まれるリアリティが初めてこの作品に触れるお客さんに伝わって。もちろんずっと応援してくださっている方にも楽しんでいただきたいし、初めて触れる方に喜んでいただけるように私たちが初めてを大事にしてお芝居をしてやれたらいいなと思った」と語った。釘宮は「(演じたキャラクターについては)見て感じていただくのが一番かなと思います。お芝居も一生懸命がんばったんですけど、作品そのものが持っているメッセージがあるので、そこを読み取って作品全体を楽しんでもらいたいです」と語った。
また、緒方は「田口監督とは別の作品で一緒だったんですけど、その時に“雪の魔術師”だと思ったんです。監督が描く雪がとてもきれいだと思って、この作品でも雪がたくさん出てきます。描き方がとても美しいと思うことと、実写の映画のような間の取り方。スピード感と空間とか間の使い方がとても素晴らしいと思ってご一緒させていただいて。今回も随所にあって、本当にこの画はとてもきれいだと思っていただいたり、とてもかっこいいなと思っていただいたり、そういうシーンがたくさんあると思います」と称賛した。
最後に田口監督は「デジモンファンのみならず、今まで見たことがない人にも届くようにいろいろなメッセージを込めて作りました。楽しんでいただけたら」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』は2023年10月27日(金)より公開
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