Amazon Original映画『次元大介』で次元大介を演じる玉山鉄二が役作りについて明かしている。
モンキー・パンチ原作の名作「ルパン三世」でルパンの無二の相棒として、数々の死線をくぐり抜けてきたガンマン“次元大介”を主人公に実写化した本作。実写映画『ルパン三世』(2014)で次元大介を演じた玉山鉄二が再び同役を務め、社会のはみ出し者たちが築きあげた裏社会を舞台に本格ガンアクションを繰り広げる。
映画『ノルウェイの森』(2010)やTVドラマ「BOSS」シリーズなど数多くの作品に出演し、俳優としての地位を確立した玉山鉄二。本作では約10年ぶりに次元大介役を演じることで大きな話題を呼んでいるが、玉山はルパン三世も一目置く天才ガンマン次元大介を演じる上で、共通点がないからこそ「自分を“無”にして次元を構築していった」と、男が憧れる“理想の次元”を作り上げていたことを明かした。
本作の主人公は、ルパン三世一味の中でも随一の人気を誇る、ルパンの無二の相棒にして世界一のガンマン・次元大介。酒とタバコを愛し、弾丸を発射するまでのスピードがわずか0.3秒という人間離れのガンスキルを持った冷静沈着な男。女嫌いで子供にも慣れていなく、男の中の“漢”と言っても過言ではない男が憧れる存在だ。次元大介を演じた玉山は“役との共通点はない”と言及しているが、共通点がないからこそ自分を捨てて次元という役に向き合ったそう。「僕は役と向き合うにあたって自分を軸に考えないようにしています。そうしてしまうと、そこから行ける演技の幅は狭くなってしまうからです。意識が小さくなってしまうというか。自分を“無”にして次元を構築していったので、共通点を見つけてそれをアレンジしていこうという思考にはなりませんでしたね」と役作りを語り、憧れの的となる理想の次元を構築していたことを明かした。
本作に参加する上で入念な準備に取り掛かった玉山だが、すでに世間の次元大介というキャラクターのイメージが確立されているからこそプレッシャーが大きかったという。特にアクションシーンの撮影に一番緊張したと語る玉山は「アクションチームと話し合いを重ね、アドバイスをもらいながら入念に準備をしました。カット別に細かい動きを確認しては何度も練習を繰り返し。ガンアクションがメインだったので、僕自身、過去に銃を使う役が多く、発砲やリロードに関しての知識はあったのでこれまで演じてきた経験を活かすことができました」と撮影裏のエピソードを告白。銃を扱いながら、複数の敵を相手にした肉弾戦を繰り広げる過酷なアクションに挑んだ玉山が「ケガのリスクを伴う撮影で、一発で決めなければという緊張もありました」と語るように、大きな覚悟を持ってスタントなしで挑んだ迫力満点のガンアクションに注目だ。
次元大介は、愛銃(コンバット・マグナム)に不調を感じ、時計屋を営む世界一のガンスミスを求めて数年ぶりに日本を訪れるが銃の修理を断られてしまう。そんなとき偶然時計屋にやってきたのは、悲しき過去を背負う少女・オト(真木ことか)。子供が嫌いな次元だが、ガンスミスの矢口千春(草笛光子)から愛銃の修理と引き換えに裏社会の組織から何故か狙われているオトの護身を頼まれたことで物語は大きく動いていく―。『劇場版シグナル長期未解決事件捜査班』(2021)や、「相棒」シリーズを手がけてきた橋本一監督が緊迫感溢れる容赦なしの本格ガンアクションを描いたAmazon Original映画『次元大介』は10月13日(金)より世界独占配信開始。
『次元大介』は2023年10月13日(金)よりPrime Videoで世界同時配信
監督:橋本一
出演:玉山鉄二、真木よう子、真木ことか
さとうほなみ、笹野高史、本宮泰風、波岡一喜、野村祐人、馬場徹、田中要次
永瀬正敏、草笛光子
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