ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』が10月9日(月・祝)に東京・帝国劇場で開幕するのに先駆けて、10月8日(日)に行われた初日記念会見に堂本光一、観月ありさ、森公美子、鈴木ほのか、芋洗坂係長、岸祐二、彩吹真央、小堺一機、小野桜介、チョウ シ、涌澤昊生らが出席した。

1964年の出版以来、児童文学として世界的なベストセラーとなり、1971年と2005年に2度の映画化を果たしたロアルド・ダールによる「チョコレート工場の秘密」。ウィリー・ウォンカの工場では、世界の子供達に愛されるウォンカ・チョコレートが生産されていたが、その製作工程は秘密となっていた。ある日、ウォンカは、世界で売られるウォンカ・チョコレートのうち5枚だけ、ゴールデンチケットを入れることを宣言する。チケットを手に入れた子供は工場に招待され、そのうち1人には素敵なご褒美がもらえるという。工場に招かれたチャーリーら5人の子供とその家族は、ウォンカの案内で、信じられないような、驚くべき体験をする―。そして、この小説を原作にしたミュージカル版が日本初上演。日本版翻訳・演出をウォーリー木下が担当。

ウィリー・ウォンカ役を堂本光一、チャーリーの母・バケット夫人役に観月ありさ、チャーリーと共にチョコレート工場に足を踏み入れる子供たちの保護者として、グループ夫人役に森公美子/鈴木ほのか(Wキャスト)、ボーレガード氏役に芋洗坂係長、ソルト氏に岸祐二、ティービー夫人役に彩吹真央、さらに祖父ジョーじいちゃん役に小堺一機、チャーリー・バケット役には小野桜介/チョウ シ/涌澤昊生がトリプルキャストで演じる。

会見の冒頭では「稽古あと1か月欲しいです。2か月やってきたんですけど、あっという間でした」という堂本は「最初の記者会見の時に、おもちゃ箱をひっくり返してぐちゃぐちゃにしてぶっ壊す感じになるんじゃないかと、言った通りになっています」と笑いを誘った。帝国劇場に初登場の観月は「観ているこっちが楽しくなる舞台です」と自信を見せた。

いよいよ稽古を終えて本番を迎えるというタイミングで、堂本の印象について「今もまだはっきり見ることができません」という小野、一方でチョウは「もう大丈夫。アドバイスをしていただけてありがたいです」とコメント、また涌澤は「光一さんは初めの本読みの時に隣で、『まあ、かっこいいです』って言っちゃたから『怒られる』って嘆いてたんです。で、本読みで怒られなかったから意外と優しかった」と笑い、堂本は「意外と?(笑)」とツッコミ、笑いを誘った。和気あいあいとした様子に堂本は「タメだと思っていますから(笑)僕が下です、彼らが大人だと」と笑った。

また、「2か月稽古を積んできて、素晴らしい作品が今ここに生まれようとしていると感じています。公演を重ねていって、どんどんさらによくなっていく、お客様と共に一緒に『チャーリーとチョコレート工場』の旅をして、素晴らしい時間を共有して。みんなと一緒に作ってきた作品を、明日からみなさんにお届けできることをうれしく思っています」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』は2023年10月9日(月・祝)~31日(火)に東京・帝国劇場、2024年1月4日(木)~15日(月)に福岡・博多座、1月27日(土)~2月4日(日)に大阪・フェスティバルホールで上演