予測不能のクライムサスペンスエンタテインメント『BAD LANDS バッド・ランズ』の場面写真が解禁された。

第151回直木賞を受賞した「破門」や、「後妻業」などで人間を突き動かす欲望を描いてきた作家・黒川博行による重厚な傑作小説『勁草』を『検察側の罪人』や『関ケ原』など数々の話題作を手掛けてきた原田眞人監督が映画化。主演は、『ある男』で第46回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した安藤サクラ。原田眞人監督作品は本作で初参加。壮大なファンタジーと日常感が話題となったテレビドラマ「ブラッシュアップライフ」で主演を務めた安藤が、本作では特殊詐欺を生業とする橋岡煉梨(ネリ)を怪演している。そして、安藤サクラ演じる主人公ネリの弟・矢代穣(ジョー)役には、『燃えよ剣』以来、2度目の原田眞人監督作品の参加となる山田涼介(Hey! Say! JUMP)。

先月29日に全国で公開され、主演・安藤サクラや、山田涼介、宇崎竜童らキャスト陣、そして彼らの生きざまを思う存分スクリーンに刻み込んだ原田眞人監督への賛辞の声がやまない本作から映画の危険な香りと世界観が溢れ出す場面写真が一挙解禁された。

社会の最底辺まで落ちぶれオレオレ詐欺、賭博、マネーロンダリング、強盗、パスポート偽造、殺人と生き抜くためにあらゆる悪事に手を染めるネリ(安藤)とジョー(山田)。彼ら〈持たざる者〉が〈持つ者〉から生きる糧を掠め取る様が爽快に描かれている。

そんな本作から解禁された場面写真は、「ふれあい荘」に住み特殊詐欺の受け子をして生きる通称“教授”(大場泰正)とネリが黒い仕事に繰り出す様子を捉えたものや、ネリとジョーが姉弟揃って、林田(サリngROCK)が仕切る裏賭場で一発当てようと目をぎらつかせているカットを含む計6点。原田監督がメガホンをとった『燃えよ剣』(21)の「池田屋事件」で使用されたオープンセットで撮影したネリとジョーの闇賭博シーンも含まれている。同作に沖田総司役で出演していた山田にとっては見覚えのある場所であり、賭場に足を踏み入れた矢代が発する第一声は、それを見込んで書かれたセリフ。この粋な演出をぜひ本編で楽しんで欲しい。

『BAD LANDS バッド・ランズ』は全国で公開中
監督・脚本・プロデュース:原田眞人
出演:安藤サクラ、山田涼介
生瀬勝久、吉原光夫、大場泰正、淵上泰史、縄田カノン、前田航基
鴨鈴女、山村憲之介、田原靖子、山田蟲男、伊藤公一、福重友、齋賀正和、杉林健生、永島知洋
サリngROCK、天童よしみ/江口のりこ/宇崎竜童
配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
©2023『BAD LANDS』製作委員会