中島健人主演のタイムリミットサスペンス映画『おまえの罪を自白しろ』で池田エライザが人生初となる母親役を演じている。
江戸川乱歩賞をはじめ、数々の賞を受賞する社会派ミステリーのヒットメーカー・真保裕一の同名小説を、映画『舞妓Haaaan!!!』(07)をはじめ、ドラマ「Mother」(10/NTV)「Woman」(13/NTV)など多くのヒット作を生み出してきた水田伸生監督が映画化。疑惑を抱える国会議員・宇田清治郎(堤真一)の、幼い孫娘が誘拐された。犯人からの要求は身代金ではなく、「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という脅迫だった。清治郎の息子で議員秘書を務める宇田晄司(中島健人)は、家族の命を救うため、前代未聞の大事件に挑む。
政治家一族・宇田家の次男・晄司は建築会社を設立するも倒産し、やむなく国会議員の父・清治郎の秘書を務めながら煮え切らない日々を送っていた。そんなある日、一家の長女麻由美の幼い娘が誘拐されてしまう。犯人からの要求は、身代金ではなく「これまでに政治家として犯した罪をすべて自白しろ」という清治郎への脅迫だった。
本作で池田エライザが演じるのは、堤演じる宇田清治郎の娘・麻由美。“政治家一家の長女で、娘を誘拐されてしまう母”という難しい役どころで人生初の母親役に挑戦し、これまでのイメージとは違う新たな顔を見せ話題を呼んでいる。そんな池田は「台本を初めて読んだ日から、普通に生活していても心がずっとざわざわしていた」と語り、普段の生活にも影響を及ぼすほどに役に入り込み、新境地となる母親役に身も心も本気で臨んでいたことを明かした。
これまでも池田は、大人気ホラー映画『貞子』(2019)でヒロインを演じた際、“恐怖”に対して生々しさや人間の限界を表現するため、5時間泣き止まずに身も心も崩れた状態で撮影に臨んだことを語っているほか、WOWOWオリジナルドラマ「DORONJO/ドロンジョ」(2022)で主人公のボクサー・七音役を演じた際は、鏡の前で自身の姿を見ながらシャドーボクシングをひたすら練習するなど、様々な作品で役作りを徹底してきた。本作では自身初となる母親役に挑戦した池田は「最初の台本を読んだ段階から、(誘拐されてしまう娘の)柚葉への喪失感が大きくて辛かったです。普通に生活していても、柚葉がいない気分になって、心がずっとざわざわしていました。そんな中、水田監督にお会いする機会を作っていただいて、自分が母親だったら待つだけでは無理、じっとしていられない。自分を人質にしてもらえないか提案すると思う、と話しました。監督はその思いを台本に反映してくださってありがたかったです」と、真剣に役と向き合い撮影に臨んだことを明かしている。
また、子育ての経験がない中での母親役というチャレンジについては「私の現場では、スタッフさんが自分の子供を連れてきてもいいとオープンにしているので、周りに“母親”という存在が多いですし、私自身、自分の母親とすごく仲がいいんです。オファーをいただいたときは、子供を産んだ経験がないのでそれがネックになるかもしれないって思ったんですけど、素敵な母親が身の回りにたくさんいたので、それほど立ち止まることなく、迷うこともなかったです」と語り、周りにいる子育て中のスタッフや自身の母からヒントをもらいながら役作りに活かしたと語った。
そんな池田が演じるのは、政治家一家・宇田家の長女・麻由美。政治家の娘として幼少期から抱いてきた葛藤、そしてそんな中で何よりも大切な娘が誘拐されるという、目まぐるしい感情に飲み込まれる麻由美というキャラクターに全身全霊で挑んだ池田の“新境地”は劇場にて。「おまえの罪を自白しろ」という清治郎への脅迫に対し、果たして晄司は罪に隠された真相を暴き、誘拐された家族の命を救うことができるのか?本作のコピー「本当の敵は、誘拐犯か、この国か。」が示唆する、本当の敵とは…?命のタイムリミットが迫る中、罪の真相を暴くために晄司が下す決断とは?人気と実力を兼ね揃える豪華キャストが集結し、壮大なスケールで描かれる前代未聞のタイムリミットサスペンスは公開中。
『おまえの罪を自白しろ』は全国で公開中
監督:水田伸生
出演:中島健人、堤真一
池田エライザ、山崎育三郎、中島歩、美波
浅利陽介、三浦誠己、矢柴俊博、柏原収史、中村歌昇、佐藤恋和、アキラ100%、山崎一
尾美としのり、池田成志、橋本じゅん、春海四方、小林勝也、菅原大吉、升毅、平泉成
尾野真千子、金田明夫、角野卓造
配給:松竹
©2023「おまえの罪を自白しろ」製作委員会