品川ヒロシ監督最新作『OUT』の場面写真が解禁された。
累計発行部数650万部を突破した、「ヤングチャンピオン」(秋田書店)連載中のヤンキー漫画「OUT」を実写映画化した本作。監督・脚本は『ドロップ』で大ヒットを打ち出した品川ヒロシ。原作は、品川ヒロシの中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語。『ドロップ』で大活躍した“狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良・井口達也には封印されたその先の物語があった。新たな場所での新たな仲間たち・家族との出会いから、達也の壮絶な更生生活が始まっていく―。主人公・伝説の超不良・井口達也役を倉悠貴、暴走族「斬人(キリヒト)」総長・丹沢敦司役を醍醐虎汰朗、副総長・安倍要役を水上恒司、ヒロイン・皆川千紘役を与田祐希(乃木坂46)が演じる。
本作で水上恒司が演じるのは、次喧嘩をすれば一発アウトで、厳しい更生生活を送る主人公・井口達也(倉悠貴)と出会い、大きな影響を与えていくことになる相棒的存在の安倍要。要は、強面だが男気溢れる熱血漢で千葉最大級の勢力を誇る暴走族「斬人」メンバーをまとめる副総長だ。「斬人」内でもトップを争う圧倒的武闘派であり、カリスマ的存在として威厳を放つ総長の丹沢敦司(醍醐虎汰朗)にとっても、チーム内の統制をとる上で無くてはならない大切な右腕でもある。その分、後輩から慕われ、頼りにされることも多いまさに“要”の人物だ。
近年、『死刑にいたる病』(22)やNHK連続テレビ小説「ブギウギ」にも出演し、多くの注目を集める水上恒司が圧倒的な演技で心血を注ぎ込んで演じきった要役。水上は、そんな要役を演じるにあたり、撮影前から念入りな体つくりを行っていたそう。品川監督や主演の倉らとともにジムに通い、武闘派たる役どころに大きな説得力を持たせる見事な肉体を作り上げ、劇中では、まるで芸術品かのような美しい肉体美を惜しげもなく披露している。先日行われた本作の完成披露イベントで登場した水上は、本編中より細身になった姿で「5~6キロ減りました」と明かしていたが、要という役を作り上げる、そしてまた次の役へと移っていく日々の並々ならぬ取り組みの賜物だ。
喧嘩は負け知らずの武闘派であり、それでいて面倒見のいい一面も持ち合わせる器のデカい男を見事に体現した水上。役に扮した彼を見て目を疑った人は少なくないと思うが、品川監督は「彼の身体のデカさと肉体的な強さに惚れたんです」と述懐。実際に役に扮した要を初めて見た際も「“似てる!”って思いました。最初はアクションが全然ダメだったんだけど、それも2回目の練習のときに激変して。野球をもともとやっていた彼は体幹が強いから、強そうな要に説得力が出ました」と絶対の信頼を寄せている。水上恒司が血肉を注ぎ込んで作り上げた器のデカい副総長・安倍要の活躍はスクリーンで。
『OUT』は2023年11月17日(金)より全国で公開
監督・脚本:品川ヒロシ
出演:倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希、水上恒司
與那城奨(JO1)、大平祥生(JO1)、金城碧海(JO1)
小柳心、久遠親、山崎竜太郎、宮澤佑、長田拓郎、仲野温
配給:KADOKAWA
©2023『OUT』製作委員会