第36回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが11月1日(水)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、クロージング作品『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督、神木隆之介、浜辺美波が登壇した。
10月23日(月)~11月1日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区地区で開催された第36回東京国際映画祭。今回のクロージングセレモニーでは各部門の受賞者・作品が発表された。
16年ぶりに東京国際映画祭への参加となった主演の神木は「こんなに光栄なことはない。『ゴジラ』という作品で信頼する人たちとこの場に立てることをすごく光栄に思っております」と挨拶、一方で今回が初参加となった浜辺は初日のレッドカーペットイベントを振り返り、「楽しんで参加できてよかったです」と笑顔を見せた。
山崎監督は「『ゴジラ』は昔、東京国際映画祭のクロージングに毎年という時代があり、最速でゴジラを観れるタイミングでいいなと思っていました。久しぶりに『ゴジラ』が東京国際映画祭のクロージングを飾れるということで、自分の『ゴジラ』が映えある場所に来れたんだとうれしく思います。クロージングという特別な時間に観てもらうということは非常に光栄です」と喜びを見せた。
また、本作への出演にあたって「プレッシャーが大きかった」という神木は「『ゴジラ』という存在に関われるということ、その作品の主役をやらせていただくということは大きなものを背負わなければいけないというプレッシャーは大きかった」と明かしつつ、公開を間近に控え「今はそのプレッシャーはなくて、みなさんに愛されている『ゴジラ』という作品に関われたことを今では誇りに思っています」と語った。浜辺は「『ゴジラ』という作品に出演できることは念願だったので、うれしさと自分のお芝居がこの作品を台無しないように、がんばらないといけないという気持ちになりました。みなさんの胸に飛び込むような形で」と語った。
山崎監督は「劇場に来てもらいたいという思いで、体感する映画が一つのその答えなんじゃないかと思って、劇場で観るのにふさわしいものを作ろうとがんばってきました。2人をはじめとする役者のみなさんも『ゴジラ』と真剣に取り組んでいただいて、素敵な映画ができたと思います。ぜひ劇場で観ていただきたいですし、劇場はこんなに映画を観るのに素晴らしい場所なんだともう一度認識していただいて、映画が素晴らしい文化だと改めて感じていただきたいです」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
第36回東京国際映画祭は2023年10月23日(月)~11月1日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催