地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』が2024年4月28日(日)から東京・明治座にて、5月31日(金)から大阪・SkyシアターMBSにて上演されることが決定した。

1994年に岸谷五朗と寺脇康文により結成された演劇ユニット「地球ゴージャス」。「地球の人々の気持ちを豊かに、ゴージャスにする」ことを目指し、一糸乱れぬ群舞や圧倒的なコーラスワーク、激しいアクション、時にコミカルに、時にシリアスに、そして何より熱気にあふれた“地球ゴージャス流”エンターテインメントは、作品を発表するたびに大きな話題を集めてきた。

地球ゴージャスのもう一つの魅力は、“劇団”というスタイルをとらず、岸谷と寺脇以外は毎公演、豪華ゲストとあらゆるジャンルを超えたアーティストを迎えて上演するプロデュース公演であること。岸谷・寺脇が創り上げる作品世界とゲストたちの融合は、ゴージャスらしさはそのままに公演の度に新しい表情を魅せ、これまでに累計動員数105万人を超える多くのお客様に愛されてきた。そして、岸谷・寺脇が“まだまだこれからも、大それた「夢」への追求は続く”と語る結成30周年を迎える2024年。2018年の『ZEROTOPIA』から実に6年振りの新作となる『儚き光のラプソディ』を上演する。

物語の舞台は“謎の白い部屋”。時空を超え、様々な場所から集まる人々が“逃げ出したい”という強い感情からその部屋を訪れる…。そんな部屋へ集うのは、2022年に音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』と自身の名を冠した作品で初舞台・初主演を務め、たぐいまれな歌唱力と身体能力で観客を圧倒した中川大志。岸谷の信頼厚く、10周年公演『クラウディア』、20周年公演『クザリアーナの翼』と周年公演には欠かせない存在の風間俊介。そして、2006年に1歳にして芸能界デビュー以降、数々の話題作に出演し、ここ数年は舞台での活躍も目覚ましい鈴木福。

さらに、俳優・歌手として活動し、近年数多くの舞台作品で活躍する三浦涼介、2.5次元舞台を中心に活躍し注目を集める佐奈宏紀、そしてミュージカル界を牽引するトップ女優であり、地球ゴージャスには2021年のプロデュース公演『The PROM』以来の参加となる保坂知寿。今作は、風間・保坂を除く主要キャストが地球ゴージャス初参加という新鮮な顔ぶれで贈る。

岸谷五朗(作・演出・出演)コメント

沸々とウズウズとメキメキと、エンターテインメントへの血が滾りうねり、爆発する「その時」を待ちかねている感じであります!コロナに壊され続けた過去の公演の為にも、この滾るエネルギーは特別なものを感じております。
「今この時に、この時代に」何をテーマに構築し世にぶつけていくべきか!地球ゴージャスらしく、演劇の持ちうる最大の魅力を利用して、皆様に心揺さぶるエンターテインメントをお届けしたいと思っています。
オリジナル作品の大切さ重要さ「昨今の世の中だからこその必要性」をヒシヒシと感じ、舞台公演が打てる
幸せを噛み締め、お客様と共に素晴らしき舞台の完成を願って、入念な打ち合わせ、そして、最高の役者達との厳しい稽古に突入いたします。ご期待ください。
是非、劇場にお越しくださいませ!

寺脇康文(演出補・出演)コメント

おりゃー!地球ゴージャスだぜー!コロナの馬鹿野郎にやられた、5年間の悔しさを、最高のメンバーと共に、爆発させるぜー!最高の時間を共有しようぜー!もう一度言う!地球ゴージャスだぜー!…忘れてなかったら、観に来てね。

中川大志 コメント

地球ゴージャスを初めて観たのは2016年の『The Love Bugs』でした。エンターテインメントとしての華やかさとパワフルさに、胸を鷲掴みにされるような、ど真ん中をドカンと殴られたような衝撃を受けたのを覚えています。
今回30周年という節目の公演でお声がけをいただいて…。想像もしていなかったですし、僕自身舞台の経験が少ない中で、簡単にはお返事ができませんでした。でも、岸谷さんが昨年の『歌妖曲』を観てくださって、嬉しい言葉をたくさん掛けていただいたので。今はもうやるしかないです(笑)。
今回の物語は、時空を超えて、いろんな時代を生きてきた人々が登場します。時代ならではの苦悩や境遇があっても、変わらないものがある。人に自分の本当の姿をさらけ出すのは怖いことですが、そこから初めて自分自身で分かっていなかったことに気づくことがある。人とのつながりを感じられる作品だと思うので、自分に務まるのかまだまだ不安な部分もありますが、このメンバーで作品を創っていくことが今からとても楽しみです。

風間俊介 コメント

地球ゴージャスは2004年の『クラウディア』の初演と翌年の再演に二年連続出させていただいて、「次は10年後だね!」って岸谷さんと寺脇さんに言われて、そうしたら本当に10年後に『クザリアーナの翼』に出させていただき、10年周期の男っていう異名がつきました(笑)そしてまた本当に10年後の今作にお声がけいただいた。お二人の冗談の中に散りばめられている本当の約束にぐっときました。
ゴージャスの作品は、争いの悲劇を描くという代名詞がありつつ、ひとりひとりの個性豊かなキャラクターが集まってきて、ひとつのことを共有する、これも代名詞だと思うんです。
ここ数年の作品は観てる側だったので、今回もうひとつの新たな代名詞に関われると思うとワクワクする。ゴージャスの最高な稽古場で肉付けされ、生まれたものが本番で僕たち演者からエネルギーとして発散される。今回もきっと、エンターテインメントの凄さを感じてもらえる作品になると思います。そして、ファンのみなさま10年周期の男が帰ってまいりました!是非是非、地球ゴージャス×風間俊介、見ていただけたら幸せです。

鈴木福 コメント

地球ゴージャスは、岸谷さん寺脇さんという素敵なお二人が創られている、面白い世界観と素敵な歌、ダンスで繰り広げられていくステージが、名前の通り本当にゴージャスな印象です。今回が初参加になりますが、出演できることはもちろん、岸谷さん寺脇さん、そして共演者の皆さんとご一緒できること、そして明治座であることも楽しみで、ワクワクが重なりました!どういった舞台が創られるのか、どのように脚本の世界観が広がっていくのか楽しみですし、重要な役どころをいただいているので、しっかりと演じたいですし、気合が入る感じです。稽古はこれからですが、精いっぱい頑張って素敵な舞台を届けられるように頑張ります是非皆さん見に来てください。

ストーリー

「ここはどこだ」
ひとり、またひとりと謎の白い部屋に集まる人たち
共通することはただ一つ、
それぞれの「逃げたい」という強い感情が溢れそうになった瞬間に
目の前に現れたという「扉」。
その扉を開くと、この部屋が現れたという。
「ここはどこだ」

集まったのは7人の男女。
孤児院で育ったという青年‥ 謎のジョッキー‥ 軍服を身に纏った男‥
ホテル支配人に、ひまわり畑から来たという二人の男 そして老婆‥
生きていた場所も時代も様々である。

部屋の中で繰り広げられる会話により、互いの関係が微妙に、でも確実に変化する。

何故この人と 何故この部屋で 何故この時に
私たちは出逢ったのか

Daiwa House Special
地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』

作・演出:岸谷五朗
出演:中川大志、風間俊介、鈴木福、三浦涼介、佐奈宏紀、保坂知寿
 原田治、小林由佳、井出恵理子、杉山真梨佳、内木克洋、高木勇次朗、水原ゆき、精進一輝、高島洋樹
 輝生かなで、東川歩未、尾関晃輔、栁原華奈、伊藤彩夏、千葉悠生、権田菜々子、清水錬
 岸谷五朗、寺脇康文
公式サイト: こちら
公式X: @chikyu_gorgeous
【東京公演】
公演日程:2024年4月28日(日)~5月26日(日)<全29公演>
会場:明治座
チケット発売日:2024年1月20日(土)
チケット料金:S席(1・2階席)13,500円、A席(3階席)7,500円(全席指定・税込・未就学児入場不可)
【大阪公演】
公演日程:2024年5月31日(金)~6月9日(日)<全11公演>
会場:SkyシアターMBS
チケット発売日:2024年3月予定