アニメ『葬送のフリーレン』の「bliss」に乗せた特別映像が公開された。
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中、山田鐘人(作)とアベツカサ(画)による漫画『葬送のフリーレン』。勇者とそのパーティーによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。コミックスは累計発行部数1000万部を突破し、そして2021年には「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。
今回、Evan Callの作曲・編曲、miletの作詞・歌唱による特別テーマ曲「bliss」に乗せた『葬送のフリーレン』金曜ロードショー初回スペシャルのラストを飾った特別エンディングアニメーションが公開された。この映像は、これまで数多くのアニメ作品に参加してきた名アニメーター・吉成鋼が、絵コンテから作画、仕上げまですべてを担当して制作された。主人公フリーレンとその弟子であるフェルン、フリーレンとヒンメルたち勇者パーティーの絆の強さを感じさせる描写と、まるで絵画のような風合いの絵が印象的な映像に仕上がっている。金曜ロードショーでの初回スペシャルに放映され、その後ファン・視聴者の間で公開が熱望されていた。
『葬送のフリーレン』特別EDアニメ―ション
9月29日の金曜ロードショーでの『葬送のフリーレン』初回スペシャルのEDテーマとして、そして11月17日(金)放送の第11話の挿入歌として使用された「bliss」。この楽曲についてmiletは「生きる喜びだけでなく、それに伴う痛みや苦しみまで包容されている音で、曲が終わったときに漂う残り香が、物語の続きへと静かに誘ってくれるようで優しさに救いを感じました。歌詞は、人と人、人と自然の間にある目には見えない繋がりを思いながら書きました。私の中にある形のない愛や闇に体を沈めるように集中して歌い、起伏のあるメロディとオーケストレーションの音の波に乗りながら、私もフリーレンたちが生きる場所にトリップして伸び伸び歌っている気持ちになりました。」とコメント。
対してEvan Callは「フリーレンで作った劇伴の世界観に合わせつつ、miletさんの素敵な歌声に合う曲を作るのが最初に考え、miletさんが気持ちよく歌い上げる曲にしたいと思って作りました。寂しさもあり、壮大さもあり、この作品ならではの曲にしないといけないと考えていました。miletさんによる歌詞はものすごくフリーレンに合うものだと感じ、まるでフリーレンの内心を唄にしたようです。それに歌声は想像以上にはまって、心が揺さぶられました。」と語った。
アニメ『葬送のフリーレン』毎週金曜日23時より日本テレビ系全国30局ネット「FRIDAY ANIME NIGHT」にて放送
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会