幕張メッセで開催中の「東京コミコン2023」で12月9日(土)に行われたセレブ・ステージにトム・ヒドルストンが登壇した。
2016年12月に第1回となる「東京コミコン2016」が開催され、毎年海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、豪華セレブゲストが集結し、ポップ・カルチャーの祭典として熱狂と感動を積み上げてきた「東京コミコン」。東京・大阪通算8回目の開催となる「東京コミコン2023」が12月8日(金)~12月10日(日)に幕張メッセて開催される。
冒頭では「ロキがありがとうと言っています」と挨拶し、会場を沸かせたヒドルストン。そのロキの角を初めに被った時の心境について「(初めて被ったのは)2009年で、素晴らしいと思った覚えがあります。これまで二次元だったものを三次元にした。“これからやるぞと”素晴らしい体験でした」と振り返った。一方で「最初はヘルメット型で何も聞こえませんでした」と明かした。続けて、リクエストに応じて、観客と共に“ロキポーズ”を披露し、会場は大歓声に包まれた。
世界中で愛されるロキだが「ロキをやることは私の人生にも意味があること。これだけ長くロキをやれるのはみなさんの支持があるから」と感謝し、「キャラクターとして神ではあるけど人間的。複雑で遊び心もあり弱いところもある、チャーミングでもある、いろいろな姿を持っていることが彼の魅力を増していると思います」と魅力を語った。
一方で『ロキ』のクライマックスをどのような気持ちで演じたかを聞かれると、「心が動かされるものでした。そのセリフは『I know what I want. I know what kind of God I need to be. For you. For all of us.』というセリフで、『マイティー・ソー』でも『For you. For all os us.』というセリフがありますが、同じ言葉ですが意味が違います。ロキをやってきて関わったすべての人を思いながら演じました」「旅路の最後でロキは孤独だったかと思いますが私は孤独ではありませんでした」と語ると、大きな拍手が沸き起こった。
また、ベネディクト・カンバーバッチと仲がいいというヒドルストンだが「『戦火の馬』という映画で出会いました。その時に本物の騎士のように馬に乗ることを学びました。その経験を通じて親しい間柄になりました」と振り返り、「最近はあまり会っていなかったので、今回会えて、お昼も一緒に食べました。寿司を食べました」と明かした。さらに「わさびも好き」とヒドルストンだが、MCから「ロキカラー」と言うと「もしかしたらロキフードかも」と返し、笑いを誘った。
“ロキと言えば”というセリフを聞かれると「I am Loki of Asgard. And I am burdened with glorious purpose」と披露し、会場は大歓声に包まれた。さらに、一番好きなセリフとして「I know what I want. I know what kind of God I need to be. For you. For all of us.」と言い、さらに映画での「I'm Here.」というセリフも披露し、会場は大歓声に包まれた。
イベントの最後には、ステージを埋め尽くすコスプレイヤーとともにフォトセッションを行い、コスプレイヤーに対して「みなさん素晴らしいです」と称賛し、観客に向けて「この週末にたくさんの方にお目にかかりました。かけてくださる言葉が新設で心を動かされました。私の作ったキャラクターがみなさんの共感を呼び、心に残ることが私にとって意味があるので本当にうれしいです」と改めて感謝の気持ちを口にし、「ありがとうございます」と日本語で挨拶してイベントを締めた。
【写真・文/編集部】
東京コミコン2023は2023年12月8日(金)~10日(日)に幕張メッセ 展示ホール1~4で開催
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