幕張メッセで開催中の「東京コミコン2023」で12月10日(日)に行われたセレブ・ステージにクリストファー・ロイドが登壇した。

2016年12月に第1回となる「東京コミコン2016」が開催され、毎年海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、豪華セレブゲストが集結し、ポップ・カルチャーの祭典として熱狂と感動を積み上げてきた「東京コミコン」。東京・大阪通算8回目の開催となる「東京コミコン2023」が12月8日(金)~12月10日(日)に幕張メッセて開催される。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の思い出を聞かれると「もちろんあります」というロイドは「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をやる前に徹夜で撮影をしていた時に、作曲家がやってきて『成功するの?』と言っていたのを思い出します。私もどんな作品になるんだろうと思って。いい作品になることを願っていましたが、ここまでの作品にいなるとは思っていませんでした」と振り返った。

『Mr.ノーバディ』(2021)や『マンダロリアン』(2023)など出演が続くロイドだが「キャラクターの役になることを愛していて、脚本をもらうと読み込んで理解しようとするとともに、そのキャラクターがどのように表現するのかを追求しようとする、それが私が愛していることであり心掛けていることです」と俳優として活躍し続ける秘訣を語った。

そんな中でも『アダムス・ファミリー』のフェスター・アダムス役での有名だが「幼いころに漫画を見ていたので、何十年も経ってからエージェントから『映画を作るからやってくれますか』と言われて、こんなに機会はないと思った」と語った。

また、“1985年の自分が2023年にタイムトラベルして来たら何を話したいか”を聞かれたロイドは「今起こっていること、地政学的にも不安定で緊張感が高まっている時代で、1985年はそれほどの危機感がなかったので、そういう状態だと伝えたい」と語った。そして「より良い世界にするために選ぶことができる。これからもできることがあるんじゃないかと思っています」と語った。

さらにリクエストで『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の「Your furure is whatever you make. So make it a good one.」というセリフを披露し、会場は大きな拍手に包まれた。続けて「マイケル・J・フォックスに対しても尊敬の思いを持っています。人としてもそうですし、優希を持っていますし、自分のこともユーモアを持って捉えている、彼は宝です」と語った。最後には今後、再び東京コミコンに「来たいと思っています。来るのをいつも楽しみにしています」と語り、会場を沸かせた。

【写真・文/編集部】

東京コミコン2023は2023年12月8日(金)~10日(日)に幕張メッセ 展示ホール1~4で開催
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