『The Night Before』の公開記念舞台挨拶が12月16日(土)にシモキタ-エキマエ-シネマ K2で行われ、『飛べない天使』に出演する福地桃子、青木柚、堀井綾香監督が登壇した。
本作は、「変化」を共通テーマに、都会に疲れた女性と孤独を抱えた青年が夢の中で自分を取り戻していく中編『飛べない天使』と、自分の弱さや迷いと対峙することを描いた短編『prologue』の異なる物語から構成された二部作映画。『飛べない天使』には福地桃子、青木柚がW主演、『prologue』には髙橋雄祐、平井亜門、山田愛奈らが出演する。
衣装について聞かれた福地は「衣装合わせのときに2人並んだところ見て、組み合わせが可愛いねと話したことも懐かしい」と話し、スタイリストが見つけてきたという天使の柄のワンピースについて堀井監督は「あれを見た瞬間、絶対これは桃子さんに似合うなと1発で決めた」と話した。
ロケ地である伊東市での思い出について聞かれた福地は「伊東市での撮影は2回目。商店街や街で人の温もりを感じた。登場人物がすごく少ない作品だけど、人が人を繋いで暖かくなるのを映画を見て改めて感じた」と話した。これについて監督は「その不思議さは意識していて、やりたいなと思っていた。映ってないけど人の温かみを感じるのはあの街ならではなのかなと思う」と明かした。初めて訪れた伊東市がすごく好きになってしまったという青木は「空いてる時間は自転車を借りてサイクリングした。特に商店街のシーンは雰囲気がすでに出来上がっていて印象的だった」と話した。
青木は「撮影していた時期とちょうど同じ時期に映画を見てもらえるのがすごく嬉しい、そういう体験がすごく好きなので今日は集まっていただけて嬉しい。監督のいろんな時期を経ての想いが詰まっている作品で、そうたろうとゆうかが目を瞑ったり、羽の音であったり、色々なところに連れて行ってもらえることがあったけど、この映画が誰かにとってそのような存在になってくれたらいいなと思う」と話した。
堀井監督は「2人のコメントを聞いてお腹がいっない。タイトルであるThe night before-前夜という意味で、2作品とも夜のシーンが印象的で、何か変化が起こる前の夜という共通点があり、この映画によってみなさんの中に良い変化が起こるといいなと思うので引き続き応援してくれたら嬉しい」と話した。
【写真・文/編集部】
『The Night Before』はシモキタ-エキマエ-シネマ K2にて公開中
『飛べない天使』
出演:福地桃子、青木柚、前原瑞樹、さいとうなり
『prologue』
出演:髙橋雄祐、平井亜門、山田愛奈