藤井道人監督の最新作にして初の国際プロジェクトとなる日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』の特報映像とティザービジュアルが解禁された。

原作は、台湾で話題を呼んだ紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」。この物語にインスパイアされた国際的映画スター・張震(チャン・チェン)が映画化を企画、監督に日本映画界が今最も注目する藤井道人を切望し、本プロジェクトが始動した。始まりは18年前の台湾―。高校生・ジミーのアルバイト先に現れた日本から来た4つ年上のバックパッカー・アミ。ひと夏を同じ店で働き過ごすことになった2人だったが、ジミーはアミに淡い恋心を抱き、次第に2人の距離は縮まっていく。しかし、突然アミが日本へ帰ることに。気持ちの整理がつかないジミーに、アミは“ひとつの約束”を提案する。そして、18年の時が流れ―。W主演のジミー役にはグレッグ・ハン、アミ役には清原果耶。2023年3月から約2か月かけて日本と台湾でオールロケを敢行。それぞれの土地のスタッフが参加し、国際色豊かな現場で撮影された。

今回解禁された特報映像では、「あの時、想いを伝えていたら、未来は変わっていただろうか」――現在のジミーのせつない言葉から始まり、18年前の台湾での2人の出会い、過ごした時間、交わした約束をエモーショナルに映し出す。本作の音楽を担当する大間々昂が、贅沢にもこの特報用に楽曲をアレンジ。その音楽の余韻とともに、最後に流すジミーとアミそれぞれの涙が、青春と呼ぶにはせつなすぎるストーリーを予感させる。

また、ティザービジュアルは、18歳のジミーと22歳のアミが電車に乗っているワンシーンを、本作の撮影監督でもある今村圭佑が切り取ったもの。イヤホンで同じ音楽を聴きながら、2人はどんな想いを抱え、どこに向かっているのか…。「私たち、どんな大人になるんだろう」――キャッチコピーからも、2人の表情からも、誰もが経験したことのある“初恋のもどかしさ”と“不安定な2人の未来”を感じさせるビジュアルとなっている。

特報映像

『青春18×2 君へと続く道』は2024年5月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開
監督・脚本:藤井道人
出演:グレッグ・ハン、清原果耶
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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