『身代わり忠臣蔵』の完成披露舞台挨拶が1月18日(木)にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、林遣都、柄本明、森崎ウィン、星田英利、本多力、野波麻帆、橋本マナミ、河合勇人監督が登壇した。
大石内蔵助率いる忠義の赤穂浪士達が、亡き殿・浅野内匠頭の仇である吉良上野介への討入を成し遂げ、見事な最後を迎える姿に胸を熱くした人も少なくない「忠臣蔵」が新たな登場人物と共に令和の時代に蘇る。主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を演じるのはムロツヨシ。性格が真逆の兄弟を巧みに演じ分け、時に皆が怖がる存在として威圧的に、もう一方では明るく熱く演じる。また、プライベートでもムロツヨシと親交が深い永山瑛太が大石内蔵助として出演する。脚本には土橋章宏を迎え、監督を務めるのは河合勇人。
本作について「若い世代のみなさんに、どうやったらもう一度『忠臣蔵』を知ってもらえるんだろうと、分かりやすさと視点を変えて」臨んだというムロ。川口は「新しい形の『忠臣蔵』が出来上がっています。時代劇とか歴史をあまり見ない、詳しくない方にも楽しんでいただける『忠臣蔵』になっています」という。
ムロとの共演について永山は「ムロくんが一番すごかった」と絶賛。一方で『サマータイムマシン・ブルース』 (2005)でムロが映画初出演、永山が映画初主演を果たして以来の関係だという永山は「ムロくんと目を合わせるのが照れ臭かったから、ずっと横にいようと思った」と明かした。林は「どう演じてくるんだろうとワクワクしかなくて。現場に入るとすごすぎて、笑っちゃうとかもなくて。一つ一つ新しく生まれてくるものとか、セリフの言い回しとか、動きの一つ一つに感動して食らいついていくのに必死でした」という。
そのムロとのシーンがほとんどだったという川口は「見ていてほっこりするようなシーンが多い中、ムロさんだからこそ、私もナチュラルに楽しかった。かわいい2人でした。伸び伸びと自由にやらせていただきました」と振り返った。また、橋本は撮影現場でのエピソードとして「マネージャーさんたちが立っているときに、ムロさんが『座りなよ』とイスを差し出してくださって、それに感激していて、私もそうなりたいと思いました」と現場での佇まいを明かした。
また、本作では1人2役を演じたムロだが「やりがいがありました。全く違う人。出来上がらないと分からないから『大丈夫かな』という気持ちがありましたけど、出来上がったら『監督、ありがとう』と思いました」とコメントした。
【写真・文/編集部】
『身代わり忠臣蔵』は2024年2月9日(金)より全国で公開
監督:河合勇人
出演:ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、林遣都、北村一輝、柄本明
寛一郎、森崎ウィン、本多力、星田英利、野波麻帆、尾上右近、橋本マナミ、
板垣瑞生、廣瀬智紀、濱津隆之、加藤小夏、野村康太、入江甚儀
配給:東映
©2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会