孤独だった9歳の少女が親戚夫婦と過ごした“特別な”夏休みを描く愛おしさに満ちた希望の物語『コット、はじまりの夏』のアザービジュアルが解禁された。

1981年、夏のアイルランドを舞台に、9歳の少女コットの成長とはじまりを描いた本作。第72回ベルリン国際映画祭 グランプリ受賞(国際ジェネレーション部門/Kplus)、本年度の第95回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートをはじめ、世界の映画賞で42受賞、60超ノミネート(10月12日時点)の快挙を果たした。主人公コットを演じるのは、本作が初演技のキャサリン・クリンチ。圧倒的な透明感と存在感で見事に表現し、史上最年少の12歳でIFTA賞(アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞)主演女優賞を獲得。監督・脚本は本作が長編初監督となるコルム・バレード。これまでドキュメンタリー作品を中心に、子どもの視点や家族の絆を繊細に映し出し、本作でも少女の心情に丁寧に寄り添い、静かながらも深い感動を世界中に与えている。

今回、主人公コットと、彼女を預かった親戚のキンセラ夫婦が過ごしたひと夏を切り取ったアザービジュアル全6種が解禁された。ビジュアルには、美しい田舎の風景とともに「わたしを大きくしたあの夏。愛情って、あたたかい」、「手をつないで、抱きしめてもらった。木々もわたしも、生きている」などコットの目線で描かれたコピーが。コットを演じるのは本作が初演技&映画デビューのキャサリン・クリンチ。実の両親からは得られなかった愛情をたっぷりと受け、生き生きと心を解放していくコットを瑞々しく演じ、史上最年少の12歳でアイランドのアカデミー賞と呼ばれるIFTA賞(アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞)主演女優賞を獲得した彼女の、透き通るような魅力に満ちた表情も印象的だ。

さらに、一緒に本を読んだり、ジャガイモの皮をむいたりと、3人で過ごした何気ない日常の一コマが切り取られたビジュアルには、「少し、背が伸びた?」、「何も言わなくもいい。沈黙は悪いことじゃない」と、コットを温かく見守り、肯定し迎え入れたキンセラ夫婦目線の温かな愛情を感じられるコピーも。たったひと夏、心を通わせた3人の愛しい日々を切り取った3人の姿から、普遍的な愛情と希望を感じられる内容となっている。

また、本作を鑑賞した俳優・池松壮亮からのコメントが到着した。

池松壮亮(俳優)コメント

コットの過ごした9歳の夏休み。
それだけなのに言葉にならないほど美しい。
映画そのものがあまりにもコットと共に呼吸している。
無垢な眼差しと呼吸は、見たことないほど繊細で美しく、胸が痛むほどの優しさに出逢う。
切なく、深く、温かく、いつまでも心に響く。

この世界で自分の声をみつけたコットに、
この世界で優しくなることを誓った。

『コット、はじまりの夏』は2024年1月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国で公開
監督・脚本:コルム・バレード
出演:キャリー・クロウリー、アンドリュー・ベネット、キャサリン・クリンチ、マイケル・パトリック
配給:フラッグ
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