ヴィム・ヴェンダース監督×役所広司主演映画『PERFECT DAYS』が第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされ、主演・役所広司からコメントが到着した。
数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダースが長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた本作。ヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかに small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡ぎ、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。さらに第50回テルライド映画祭、第48回トロント国際映画祭、第71回サンセバスチャン映画祭、第43回台北金馬映画祭と名だたる映画祭に招待されるなど、世界中の映画祭を席巻し続けている。
今回、第96回アカデミー賞のノミネーションが1月23日[日本時間]に発表され、本作『PERFECT DAYS』が国際長編映画賞にノミネートされた。授賞式は、3月10日[現地時間]にアメリカ・ロサンゼルスで開催される。
役所広司 コメント
良作の多かった今年度の日本映画の中から『PERFECT DAYS』が日本代表作品に選ばれ、
このノミネート発表までドキドキしていました。
少しだけホッとしました。感謝の気持ちでいっぱいです
役所広司
ヴィム・ヴェンダース(監督)コメント
It’s such a great honor for me to represent Japan in the Oscars,
the country of my great cinematic master, Yasujiro Ozu.
PERFECT DAYS was carried by his spirit,
so I couldn’t be happier to see it nominated.“
Wim Wenders
「私の偉大な映画界の師、小津安二郎の祖国である日本の代表として
アカデミー賞に参加できることを大変光栄に思います。
『PERFECT DAYS』は彼の魂に導かれた作品です。
この作品がノミネートされたことは、私にとってこの上ない喜びです。」
『PERFECT DAYS』は公開中
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬
製作:柳井康治
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
配給:ビターズ・エンド
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