伝説の名作がミュージカルとしてスクリーンによみがえる―『カラーパープル』の本編映像が解禁された。
本作のオリジナルは、スティーブン・スピルバーグがピューリッツァー賞受賞の同名小説を原作に、『E.T.』 の後初めてシリアスな作品に挑んだ『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞10部門にノミネートされた。そんな名作が38年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンによみがえる。プロデューサーはスピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが務め、新鋭ブリッツ・バザウーレ監督が、“希望”と“自己肯定感”を求める女性たちの姿をエモーショナルにとらえ、圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカルとなっている。
今回、ファンテイジア・バリーノが演じる主人公が全身を震わせながら魂の叫びを熱唱する本編映像が解禁された。主人公セリーは、父と夫に虐げられて自由のない生活を送り、唯一の心の支えである最愛の妹とも引き離されてしまう。しかし、自立した強い女性ソフィア(ダニエル・ブルックス)や、誰をも魅了する自由奔放な歌姫シュグ(タラジ・P・ヘンソン)との出会いをきっかけに、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。今回解禁された映像は、映画のクライマックスとなる圧巻の歌唱シーンだ。
私の中にはあると信じてる 豊かな人生を送るためのすべてが 私の中に愛が息づいてる限り 最も高い木ほど高くそびえよう。日々与えられるすべてに感謝を、苦もあれば楽もあるけど、私は生きてる。でも何より感謝してるのは、ありのままの自分を愛せたこと。私は美しい。そうよ。私は美しい。そして私はこうして生きてる!そうよ 生きてる。
父や夫、社会の制約に縛られていたセリーが、未来を切り開く一歩を踏み出した彼女が、高らかに内なる思いを歌い上げる内容だ。この曲の原題は「I’m Here」であり、自分が生まれ育った場所で、ありのままの自分を貫き、自由に表現する喜びを発見したひとりの女性が、全身に輝きを取り戻す奇跡の瞬間をとらえた心震わせる感動の名場面となっている。
グラミー賞受賞歴のあるファンテイジア・バリーノが歌う「I'm Here」は、ブロードウェイミュージカル版でも愛された、まさに『カラーパープル』を象徴する一曲。2007年にブロードウェイで演じたセリーを再びスクリーンで体現することになったバリーノは撮影時も生歌にこだわり、録音された演奏のプレイバックにあわせるのではなく、ピアニストの生の演奏をイヤホンで聴きながら圧巻のパフォーマンスを披露している。彼女のエモーショナルな演技をナチュラルに撮影することで、よりダイナミックで心に響くミュージカルシーンに仕上がっている。
本編映像
『カラーパープル』は2024年2月9日(金)より全国で公開
監督:ブリッツ・バザウーレ
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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