『マッチング』のバレンタインデー特別試写会が2月14日(水)に都内で行われ、土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキが登壇した。

恋人探し、婚活など、現代人に最も身近なツールとなったマッチングアプリ。気軽さも手伝ってその普及率は年々増加の一途をたどっている。しかし同時に、ユーザー間でのトラブルも多数報告されており、やって来た相手がプロフィールとは全くの別人だったり、さらに深刻な事件に発展するケースも。本作では、マッチングアプリを通じて他人と気軽に出会えるようになった現代だからこそ起こる“身近に潜む恐怖”を、追い詰められてゆく主人公とともにジェットコースターに乗ったかのようなスリルと、予測不可能なストーリー展開で描く。主人公・輪花役に土屋太鳳、輪花とアプリでマッチングする“狂気のストーカー”永山吐夢役として本作が初の実写映画単独出演となるSnow Man 佐久間大介、輪花を助けるマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山剛役に金子ノブアキを迎え、内田英治が監督・脚本を務める。

冒頭では「バレンタインなのでスイートな時間を作りたいと思います」と会場を沸かせた佐久間。観終わったばかりの観客からは「最高!」という声も寄せられる中で、佐久間は「このテンションで(役柄との)ギャップがすごすぎてね」と笑いを誘った。

この日がバレンタインデーであることにちなんで、バレンタインの思い出を聞かれると「クラスで友チョコをあげるのが流行ったんです。40個くらい作るんですけど冷蔵庫に入りきらないから暖房を消してダウン着て作りました。大きい冷蔵庫として」と振り返った土屋。「学校で15個くらいもらっていました」と話す佐久間は、さらに「今朝、土屋家のみなさまからいただきました」と明かした。一方で金子は「小学校で女の子たちがクラスメイトの家を周って配り歩いてくれたことがあった。『義理だからね!』と」と思い出を語った。

マッチングアプリをテーマに描いた本作だが、「お互いの目的が一致しているというのはすごいなと思います」という金子。土屋も「このお仕事もマッチングと一緒ですし、企業でもありますよね。前向きでいいと。時代に合った出会い方があるんじゃないかと感じます」と俳優業と重ね合わせる場面もあった。佐久間は友人がマッチングアプリを使用しているといい「いろいろな人に出会えるといういいツールだと思います」と語った。

イベントでは、事前に観客から寄せられた“恋愛のお悩み”に登壇者が回答。“家族にマッチングアプリで出会ったことを伝えるべきか悩んでいる”という悩みに「大事なのはどこで出会ったかというよりも、どういう人かということ。紹介できるのであれば言ってもいいのかな」という佐久間。土屋も「親は相手がどういう人かが心配。(どのように出会ったかは)そんなに変わらない気がします」と共感していた。さらに会場にいる本人に、佐久間からは「すごいキュンキュンできる!」と興奮気味に質問攻めをして、会場を盛り上げた。

“出会いがない”というお悩みに「そういうときの(マッチングアプリ)」と勧める金子。「もっと広げてみるといろいろな人がいるんだなと。視野を広げてみるのはありかな」という佐久間。土屋は「自分が好きなものを探して、本が好きだったら本屋さんに行くとか。もしかしたら目が合って…」といい、金子は「行ったことがないところに行ってみるとか」とアドバイスをした。

さらにイベントの終盤では2月23日(金・祝)に初日舞台挨拶(全国同時生中継あり)の決定と、入場者プレゼントの配布が発表された。初日舞台挨拶には土屋、佐久間、金子のほか真飛聖、杉本哲太、斉藤由貴、内田監督が登壇し、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われる。入場者プレゼントは2月23日(金・祝)~25日(日)の3日限定で<完成披露試写会舞台挨拶ノーカット映像>特別映像が視聴できるQRコード付スマホステッカーが配布される(各劇場で無くなり次第終了)。

最後に土屋は「この作品がみなさんの絆をますます深めていたらいいなと心から祈っています」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『マッチング』は2024年2月23日(金・祝)より全国で公開
監督:内田英治
出演:土屋太鳳
 佐久間大介、金子ノブアキ
 真飛聖、後藤剛範、片山萌美、片岡礼子
 杉本哲太、斉藤由貴
配給:KADOKAWA
©2024『マッチング』製作委員会