Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』の7・8話最速試写イベントが2月13日(木)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、大沢たかお、玉木宏が登壇した。
1988から1996年に「モーニング」(講談社)で連載された、累計発行部数3,200万部(紙・電子)を突破する大ヒットコミック「沈黙の艦隊」(作・かわぐちかいじ)を原作とし、主演・大沢たかおで実写化され、2023年に公開された映画『沈黙の艦隊』。劇場未公開シーンをふんだんに加え、その後のストーリーを描いた全8話の“完全版連続ドラマ”として配信される。2月9日(金)に1~6話、2月16日(金)に7~8話が配信される。
既に6話までが配信中の本作だが「半年以上かけた長い撮影だったんですけど(見ると)一瞬で終わるくらい。スピード感がある作品です」と話す大沢は「評価をよくいただいていてうれしく思います」と喜んだ。玉木は「ずっと緊張感が続いているにも関わらずあっという間に見終わってしまう面白さを感じました」といい、同じく周囲からの反響もあるようで「たくさんの方が観ていると実感しました。早く続きを見たいというのが多い声」と明かした。
明日から配信される7・8話については「東京湾での大海戦が展開されます」という大沢は「三つ巴の戦いが東京湾で繰り広げられるのがこのドラマの最大の見どころになります。すごくワクワクしています」とコメント。玉木は、2人の関係性が「変化していく」ところが見どころだと語った。
本作では4度目の共演となる大沢と玉木だが、本作の撮影では「1日しか会っていなくて、別の潜水艦なので。映像を見させていただいてさすがだなと思わせていただきました」という大沢は「お互いのキャラクターの変化は話し合うことがなく、ただ自分はこういうイメージだな、玉木くんはこうやるのかなと」と想像しながら演じたという。玉木は「すごくかっこいい先輩ですし、ミステリアスな海江田という男を大沢さんが演じることでさらに魅力が倍増して、素晴らしい先輩だと感じていました」と語った。
自身が演じた役以外で演じたい役について聞かれると「総理はやってみたかった」という大沢は「台本で描かれている総理から何百倍も魅力的な総理大臣、人間の悩みとか葛藤を抱えた総理を演じられている笹野さんを見て」と称賛した。また、本作に出演するにあたっては「潜水艦の中だから水中だろうと思ってずっと泳ぎ続けていました」と言うと会場からは笑いが溢れ、大沢は「みなさん笑うんですけど意外と大事なんです、地味な作業が。半年くらい泳ぎ続けて。水を知ろうと」と語る大沢だが、玉木から「何か見えたものはあったんですか?」と聞かれると「泳ぎがうまくなっただけで。あとプールで友達ができた」と笑いを誘つつ、「あそこまで海と共にあろうとする海江田はどういう人なのかは企画した時から気になっていたので」と思いを明かした。
潜水艦の乗組員として一つだけ持ち込めるとしたら?という質問に、玉木は「携帯を持って行ってはいけないということだったんですけど、やはりいろいろなものがデータとして入っているし持っていれば安心なのかな。写真を見たりとか」と答えた。一方で、本作の撮影では、大沢は「原作を必ず持っていて、それだけを頼りにやってた。控室において本番をやっていた」と明かした。
撮影では「1日だけ玉木くんが来てくれてやり取りをする」という大沢は「(玉木演じる)深町のまま登場して、すごく暑い殴りかからんばかりの勢いで来た時に人間ドラマがこの作品の根底にあるんだなと感じた。一人の時は壁見て話しているので」と笑った。玉木も「見えないものを想像しながらお芝居をしなければいけない難しさ。『こっちから何かが来ます』というのを何となく方向性を合わせながらお芝居をする難しさを感じながら撮影しました」と振り返った。
また、食事面では「毎週金曜日はちゃんとカレーなんです。気持ちを作るうえではありがたい食事」といい、「温かいものをおいしく、(コロナ禍での撮影だったため)みんなで同じ方向を見て食事をした」と振り返った。
最後に玉木は「迫力のある映像で、それぞれのキャラクターの責務がテーマだと思います。手に汗握るシーンが詰まっています」、大沢は「7・8話、ドラマの一つのフィナーレです。クライマックスになっています。迫力のある作品です」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』は2024年2月9日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信
※2月9日(金)1~6話、16日(金)7~8話
出演:大沢たかお、玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村倫也、中村蒼
松岡広大、前原滉、水川あさみ、田中要次、田口浩正、アレクス・ポーノヴィッチ、リック・アムスバリー
橋爪功、岡本多緒、手塚とおる、酒向芳、笹野高史、夏川結衣、江口洋介
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