『ゴールド・ボーイ』の公開記念舞台挨拶が3月9日(土)にTOHOシネマズ日本橋で行われ、岡田将生、黒木華、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、松井玲奈、金子修介監督が登壇した。
それは完全犯罪のはずだった―。まさか少年たちに目撃されていたとは…。総再生数20億回(iQIYI JAPAN調べ)のアジア最高峰のドラマ原作を日本で映画化。殺人犯と少年たちの心理戦が幕を開ける。
本作では冷酷な殺人犯・東昇を演じる岡田だが「ちょっとサイコパス味のある“わるわる”な岡田が前回に出ているので、沖縄にいるときは“わるわる”な感じでいた」と笑いつつ、「新しい一面を見せられたのではないかと思います」と語った。また、撮影中は子供たち3人とは距離を置いていたという岡田だが「東として現場では接していて」と明かした。
岡田演じる東と対峙する羽村は「怖くはなかったんですけど、岡田さんが距離を置いてくださっていていい緊張感が映画の中にも映っていたんじゃないかと思います」と振り返り、「(劇中では)あれしてあれですね(笑)」とネタバレを避けた役柄の説明で笑いを誘った。羽村演じる朝陽の母親を演じる黒木は「あれがああなって、ああだな」と笑いつつ、作品を見て「すごくたくさんの経験をされているんだな」と印象を語った。松井は、自身が出演していないシーンも多かったということで「知らないシーンもたくさんあって、出ていた側としても楽しかった」と語った。
羽村とともに、岡田演じる東と対峙する子供たち3人。星乃は本作を鑑賞して「怖いなって(笑)あれあれ、みたいな。ビックリしてばかりでした」と印象を語った。また、前出は「昨日公開初日に劇場に観に行った」と明かした。そんな2人との沖縄での撮影について、羽村は「オフの日に3人で買い物委行ったり、ご飯に行ったりしました」と振り返った。
また、本作が香港国際映画祭に出品されることが決定、岡田と金子監督は映画祭に参加することが発表された。岡田は「映画祭に行くと映画が好きな方が集まっていていい刺激をもらえますし、華やかなので行かせていただけるのは光栄」と笑顔を見せた。
さらに、事前に公式SNSで募集した質問にキャスト陣が回答。見て欲しいところを聞かれると「子どもたち3人と岡田さんとの心理戦は注目して見てもらいたい」という羽村。星乃は「それぞれ登場人物の心情とか、自分の演技で言うなら目を見て欲しい」、前出は「3人でステーキを食べているシーンはしっかりと見て欲しい。あのワンシーンだけでどういう役なのか理解できる」と見どころを語った。
また、岡田は「羽村くんの目がすごいなと思って。僕には絶対にできないですし、羽村くんにしかできない表情は素晴らしいと思って」といい、作品を見て「こういう表情をするのかとビックリしました」と絶賛した。これに羽村は「うれしいです」と照れ笑いを浮かべた。
最後に岡田は「この映画の主役は子どもたち3人で、このお仕事をやろうと思った時も、公開される今日も、5年後10年後、この3人の代表作になってほしいと思ってこの映画をやらせていただきました。3人の輝いている芝居を多くの方々に見てもらいたいです」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『ゴールド・ボーイ』は2024年3月8日(金)より公開
監督:金子修介
出演:岡田将生、黒木華、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、松井玲奈、北村一輝、江口洋介
配給:東京テアトル/チームジョイ
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