宮田愛萌の最新書き下ろし小説『あやふやで、不確かな』が4月17日(水)に発売されることが決定した。
デビュー小説『きらきらし』で、万葉集から想像を膨らませた物語を描いた宮田愛萌。アイドル卒業後も、本に関わる様々な活動を行っている宮田の最新書き下ろし小説『あやふやで、不確かな』が4月17日(水)に発売される。
今作のテーマは「コミュニケーションの難しさ」。4組の恋人たち、一人一人の心情を丁寧にすくい上げるように描いた。どこにでもいる普通の女の子、冴。冴からの愛を信じられなくなった伸。友人が恋人と別れたことをきっかけに、自分が恋人のことを愛しているかわからなくなった成輝。逆に、恋人との絆を強くした智世。冴のことが嫌いだけど好きで忘れられない真澄――。4組それぞれが抱える恋心を丁寧に描いた、恋愛連作短編集。
また、発売を記念して、4月26日(金)にブックファースト新宿店で、サイン本お渡しイベントが開催される。イベントの詳細は ブックファースト新宿店ホームページにて。
宮田愛萌 コメント
宮田愛萌です。この度『あやふやで、不確かな』を出版させていただくことになりました。私はいつも、他者とのコミュニケーションとは難しいものだと思っています。自分以外の人間と完全にわかりあうことなんて不可能であるのに、わかり合えたらと願ってしまう。そういう矛盾がなんかいいな、と思ってこのお話を書きました。
書き終えた今でも、私は登場人物たちとはわかり合えそうにありませんし、書いている時も喧嘩ばかりでしたが、それでも良い関係が作れたのではないかと思っています。
冴たちの物語を、たくさんの方に受け取っていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
『あやふやで、不確かな』
著者:宮田愛萌
発売:株式会社幻冬舎
判型:四六判並製/200p
発売日:2024年4月17日
価格:1600円+税