『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の公開御礼烏野舞台挨拶が3月16日(土)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、星野貴紀、横田成吾、澤田龍一、池田恭祐が登壇した。

集英社「週刊少年ジャンプ」で2012年2月から連載が開始され、バレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマが人気を博した古舘春一による『ハイキュー!!』。2020年7月にて8年半にわたる連載が完結し、コミックス全45巻の累計発行部数は6,200万部を突破。2014年からはTVアニメが放送され、2020年12月までにシリーズ第4期『ハイキュー!! TO THE TOP』まで制作された。そして、劇場版第1部として原作の中でも最も人気のあるエピソードの一つ「烏野高校VS音駒高校」を描く『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が2月16日(金)に公開された。

今回行われた舞台挨拶には、孤爪研磨を演じた梶裕貴、夜久衛輔を演じた立花慎之介、灰羽リエーフを演じたの石井マーク、海信行を演じた星野貴紀、山本猛虎を演じた横田成吾、福永招平を演じた澤田龍一、犬岡走を演じた池田恭祐が登壇した。

3月15日(金)までの公開29日間で観客動員数が472万人、興行収入が67.5億円を突破した本作に「すごすぎてよく分からない(笑)」と笑顔を見せた梶。そんな大ヒットしている本作について梶は「映画という形で描いてくれたことはうれしかった」といい、周囲からの反響として「『ハイキュー!!』というタイトルは知っていただけど映画が盛り上がってるから初めて見てハマッて一から追っていますという声があって」と映画がきっかけで本作を鑑賞した人もいるといい、「『ハイキュー!!』という作品のおもしろさが伝わるきっかけにもなってくれた」と語った。

立花は自身が通っている整体で「だいたい最初に調子を聞かれるんですけど、(その時は)『立花さん、めっちゃよかったです!』って。そこで初めて“隠れ『ハイキュー!!』ファン”だと分かって」とやりとりを明かし、「今までになかったつながりを『ハイキュー!!』で感じるのはありました。とてもうれしいです」と振り返った。

横田は「映画が始まっていろんなところで広告が出ていて、普段みんなどこいるんだと思って。歩いているだけで聞こえるくらいろんなところで『ハイキュー!!』という言葉を聞くなと」といい、梶らは「隠れなくていいんですよ、堂々としてくださいね」と大きな声でアピールした。また、劇場版で初めて参加した澤田は「地元の同級生から連絡がきて、これ宝くじが当たった時の感覚に似てる」と笑いを誘いつつ、『ハイキュー!!』の人気を実感したという。

今回演じて好きになったライバルとのシーンを聞かれると「日向翔陽はライバルというか、研磨からしたら友達という感覚なんですけど、 のめり込みたくなるような人物との出会いは大きかった」といい、「共通点で言うと、汗というものに、しょうようもけんまも振り回される。1試合の中で共通点があったなと感じました」と語った。立花は「今回の映画はライバル同士の群像劇。誰かと誰かが競い合っているのが至るところにあって、最終的にすべてがまとまっていく」と語った。

また、イベントでは入場者プレゼントが第7弾まで実施されることが発表された。そして第3弾「烏野×音駒 メモリアルブック」が3月23日(土)から配布されることが発表された。このメモリアルブックは、場面写真や原画を使用したビジュアル、ネタバレありの座談会などが掲載される。この発表に梶は、イベントの冒頭で10回以上見たという観客がいたことから「さっき10回以上(見た)という方は確実に15回は…」と笑いを誘った。

【写真・文/編集部】

『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は全国で公開中
監督・脚本:満仲勧
出演:村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇
細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹
名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、江川央生
梶裕貴、中村悠一、立花慎之介、石井マーク
配給:東宝
©2024「ハイキュー!!」製作委員会 ©古舘春一/集英社