日米共同制作で贈る超大作ドラマ・シリーズ『TOKYO VICE Season2』の舞台挨拶が3月21日(木)に都内で行われ、アンセル・エルゴート、渡辺謙、菊地凛子、笠松将、窪塚洋介、真矢ミキが登壇した。

ハリウッドスタッフと日米のキャスト陣によって、“世界で最も撮影が難しい都市”といわれる東京とその近郊で撮影された超大作ドラマシリーズ『TOKYO VICE』。舞台は1990年代の東京アンダーグラウンド。世界で最もきらびやかな大都会として憧れられた東京のリアルで凶暴な裏の姿を、この上ないクオリティーでよみがえらせた。日本の大手新聞社に就職したアメリカ人青年ジェイク(アンセル・エルゴート)は、警察担当記者となり特ダネを追いかけるうちに、ヤクザ絡みの事件を手練で解決する刑事・片桐(渡辺謙)と出会う。登場人物たちそれぞれがショッキングな展開を迎えるというクリフハンガーで幕を閉じたSeason1。Season2では、ジェイクは東京の犯罪の裏社会により深く入り込んでいき、自分自身や身近な人々の命が恐ろしい危機にさらされていることに気づく。夢や希望ものみ込まれる東京のアンダーグラウンドで、生き残れるのは誰か―。

今回行われたイベントには、来日キャストのアンセル・エルゴート、エグゼクティブ・プロデューサーも兼任した渡辺謙、Season1からの出演となる菊地凛子、笠松将、Season2から新たに参加した窪塚洋介、真矢ミキらキャスト陣が集結した。

冒頭での「来てくれてありがとうございます。このキャストと一緒にステージに立ててうれしいで」という挨拶からはじまり、アンセルは今回のイベントは全て日本語で受け答えを行った。

虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 46階にある「TOKYO NODE HALL」で行われた今回のイベントだが、背景の幕が開くと「タイトルバックですよね、このまま(作品が)始まっちゃうんじゃないかというくらい。東京って本当にでかいですよね。こんな街は世界になかなかない」と話す渡辺。アンセルは「東京は最高です。私の出身はニューヨーク市で、そことも違う街ですけど、『TOKYO VICE』を通じて東京は僕の第二の故郷になりました」と笑顔を見せた。

Season1の撮影時は新型コロナウィルスの感染が拡大していた時期で、限られたスタッフとしか話すことができなかったという渡辺は「なかなか和気あいあいにはなれなかったんですけど、Season2では冗談も言いながら楽しい撮影をしました」と明かした。菊地は「Season2はいろんなスタッフに囲まれて撮影するという感じで。カメラ前に立つと妙な緊張感があって、その緊張感は何度やっても取れない。『TOKYO VICE』独特の張りつめた緊張感がいつもあった」と振り返った。

一方で、Season1とは自身の立ち位置について「全く違った」という笠松は「窪塚さんとのシーンが多いんですけど楽しかった」と振り返ると、窪塚は「本当にアイデアマンで監督に提案するアイデアが『おお』というものばかり。芝居をするだけでも楽しかったです」と称賛した。その窪塚が演じる葉山について、渡辺は「葉山という役はとにかくやばい。半径10m以内に近寄りたくない。でも窪塚(が演じると聞いて)…OK」と笑いを誘った。

また、撮影では渡辺とのシーンが多かったという真矢は「謙さんにしか会ってないんじゃないかって言うくらい」と振り返りつつ、「私怯むんですよ。だから半年くらい待ち受けにしていました」と笑いを誘った。

イベントの終盤では、3月14日に誕生日を迎えたアンセルに誕生日ケーキが贈られた。「本当にありがとう、ビックリしました」というアンセルはいちごを食べ「おいしい」と笑顔を見せた。渡辺は「これからまたさらに、今でもでかいんだけど、大きな俳優になっていくだろうなと思っています」とメッセージを伝えた。

【写真・文/編集部】

ハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE Season2』はWOWOWにて2024年4月6日(土)21:00より放送・配信開始(全10話)
※第1話無料放送
※WOWOWオンデマンドにてSeason1全8話配信中
監督:アラン・プール、ジョセフ・クボタ・ラディカ、福永壮志、エヴァ・ソーハウグ
出演:アンセル・エルゴート、渡辺謙、レイチェル・ケラー、菊地凛子、笠松将、窪塚洋介、真矢ミキ ほか