『THE仮面ライダー展』埼玉会場のオープニングセレモニーが3月29日(金)に行われ、埼玉スペシャルアンバサダーを務める高岩成二と志田音々、サプライズゲストとして宮内洋が登壇した。
昭和・平成・令和と3つの時代を生きた「仮面ライダー」の魅力を様々な角度から紹介し、「来場者一人一人の“あの頃”を思い出してほしい!」という思いが詰まった『THE仮面ライダー展』が、3月30日(土)~5月6日(月・祝)に埼玉・所沢のEJアニメミュージアムで開催される。
今回行われたオープニングセレモニーには、日本を代表するレジェンドスーツアクター高岩成二と、2022年9月から2023年8月まで放送された『仮面ライダーギーツ』で仮面ライダーハクビ/桜井沙羅役を演じた志田音々が登壇、さらにサプライズゲストとして、仮面ライダーV3/風見志郎を演じた宮内洋が登場した。
埼玉スペシャルアンバサダーを務める埼玉出身の高岩と志田。「各地方では磯村くんですとか、すごい俳優さんがアンバサダーに就任されているのに、僕はスーツアクターで顔も出ていないポジションだったので僕で務まるのか非常に不安だった」という高岩だが「うれしく思っています」と照れ笑いを浮かべた。志田は「長きにわたる『仮面ライダー』で、私自身も一生の宝物で大好きなのでうれしく思っています」と笑顔を見せた。
“ミスター平成ライダー”と紹介された高岩だが、後輩たちの活躍について「がんばってるな」といい、「大変なポジションというのは身をもって知っているので。夏の暑い日、冬の寒い日きっと大変なんだろうな」と語りつつ、「僕は連続して平成ライダーをやらせていただきましたけど、令和になって毎年スーツアクターが変わっていくのはいいことだなと。若手にもチャンスが多くあるのでいいなと思って見ています」と語った。
一方で、“仮面ライダーになりたい”という人がいると「『大変だよ』と伝えておいて、どうしてもなりたいんだったら体力をつけるとか、身体を柔らかくしておく」といい、「アクションの前にお芝居をしっかりと身につけておいたほうがいいと伝えます」とアドバイスを送った。
思い出深い仮面ライダーについては「(スーツアクターと呼ばれるようになったのが)『電王』の頃だったので、『電王』が思い入れが強い」と振り返り、モモタロスの返信ポーズを披露。続けて、志田は、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に出演する妹の志田こはくが、自身よりも先に変身したということで「私もなりきってやっていました」と明かした。
さらに志田は、妹・こはくが演じたオニシスターの変身ポーズを披露してから、自身が演じた仮面ライダーハクビの変身ポーズの披露。このポーズについて、「ちょっと匂わせが入っていて」という志田はオニシスターが腰に両手を当て、自身の仮面ライダーハクビは片手を当てるということで「オマージュした」と明かした。しかし、この“オマージュ”については「気づかれませんでした、放送中」と残念そうな表情を浮かべた。また、自宅で変身ポーズを披露すると「ツンツンツンデレの妹なので、横目で鼻で笑われました。『動きダサいよ』、『キレが足りない』といわれたんですけど、まねしてくれたり、仲良く変身していました」と仲のよさをうかがわせた。さらに2人で戦ったらどうなるかを聞かれると「圧倒的に仮面ライダーハクビのほうが弱いです。(オニシスターが)強い!負けちゃう!倒されたい!」と笑いを誘った。
今回、一足先に『THE仮面ライダー展』を見たという」2人だが、特に気に入ったところは「『仮面ライダーギーツ』ですね」と満面の笑みを浮かべる志田。これに高岩は「一緒に周らせていただいたんですけど、『ギーツ』しか知らないんです(笑)説明しながら周ったんですけど、『ギーツ』のセクションになったらテンション爆上がりですよね」と笑いを誘った。
自身の『仮面ライダー』の思い出について「『V3』をリアルタイムに見ていた世代だったので、絵を描いていました」という高岩は「1号、2号が出てくるんです。夢の共演ですね。胸熱でした」と語った。そんな中で、イベントの終盤では宮内がサプライズで登場し、会場を沸かせた。高岩は「共演できてよかったです、すごくうれしいです」と笑顔を見せ、志田は「豪華すぎません?」と興奮気味に語った。
最後に志田は「ついに埼玉に『仮面ライダー展』がやってきました。みなさんのお気に入りの仮面ライダーのグッズを身に着けて楽しんでいただけたら」、高岩は「僕が撮影現場で使っていたコスチュームがずらっと揃っています。目を凝らして見ていただくと傷だらけかもしれません。傷を探してみてください」、宮内は「ぜひ見に来てください」と本展をアピールした。
【写真・文/編集部】
『THE仮面ライダー展』埼玉開場
開催期間:2024年3月30日(土)~5月6日(月・祝)
※休館日:毎週火曜日(ただし、4月30日(火)は営業)
開場時間:10:00~18:00
※最終入場は17:30まで
会場:EJアニメミュージアム(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム3F)
公式サイト: こちら