アニメ『怪獣8号』の先行上映&舞台挨拶イベントが3月31日(日)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、福西勝也、瀬戸麻沙美、加藤渉、ファイルーズあい、河西健吾が登壇した。
集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて2020年7月より連載中、数々のマンガ賞に輝き、既刊11巻にして国内累計発行部数が1,200万部を超える(デジタル版含む)松本直也による大人気コミックを、アニメーション制作:Production I.G/怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラーでアニメ化。日常的に怪獣が人々をおびやかす世界。怪獣を討伐する「日本防衛隊」への入隊を志していた日比野カフカは、いつしかその夢を諦め、怪獣専門清掃業で働いていた。「二人で怪獣を全滅させよう」かつてそう誓い合った幼馴染の第3部隊隊長・亜白ミナの活躍と、防衛隊を目指す後輩・市川レノとの出会いをきっかけに再び夢を追い始めるカフカ。しかしその矢先、謎の小型怪獣によって強大な力をもつ“怪獣に変身”してしまう。「怪獣8号」と名付けられ日本中から追われる存在になったカフカは、それでも防衛隊員への夢を諦めず、怪獣災害に立ち向かうのだった―。
4月14日(土)の放送開始に先駆けて行われた今回のイベントでは、1~2話の上映後に舞台挨拶に日比野カフカ役・福西勝也、亜白ミナ役・瀬戸麻沙美、市川レノ役・加藤渉、四ノ宮キコル役・ファイルーズあい、保科宗四郎役・河西健吾が登壇した。
冒頭では「製作陣の方々に一ファンとしてありがとうございますと伝えたい」と挨拶した福西。この日は劇場の大スクリーンで上映されたあとの舞台挨拶ということで、瀬戸は「みなさんの感想がたくさんあるんじゃないかと思って一人一人に聞いて回りたい」と笑顔を見せた。そんな中で、2人で劇場で鑑賞する機会があったという福西と加藤だが、「直後に出たのは言葉ではなくてため息」という福西、加藤も「音が素晴らしい印象が強かったので漏れ出てしまいました」と振り返った。その音については「シーンに合った最適解の音楽が流れる」というファイルーズは「胸を打たれました」と語った。
さらに河西は「街中に怪獣がうまく溶け込んでいて、本当に今そこに怪獣がいるかのように見せてくれる映像美が素晴らしいと思った」と本作における映像の素晴らしさを表現し、戦いのシーンでは「建物の堅さであったり、怪獣の重量感が伝わる」という瀬戸は「自分では感じられないものが映像から感じられる」と本作の魅力を語った。続けて河西は「漫画では1ページ2ページで完結するものが、ここでこうなっているからこうなるんだと、みなさんが頭の中で想像していたものを映像化している。よくアニメになってくれたなと思う」とコメントした。
終始和気あいあいとしたキャスト陣だが、福西との共演についてファイルーズは「(福西は)テストから本気でやってくれるので、私もテストから本気でやるタイプなので、本番やりますとなったら、お互い“テストよりもっといいものだすよな”と。いい高め合いができているという印象」というファイルーズに、福西は「その高め合いが結果的にカフカとキコルの関係性のおもしろさにつながっている」と語った。
また、注目してほしいポイントについては「キコルの活躍が見どころ。アクションが素晴らしい」という福西は「お強いメンバーのアクションは一般隊員とは一味二味違う。この人強いんだというのがアニメーションで分かる」と回答。「お気に入りのキャラがいると思います。アニメオリジナルの粋な計らいで深堀されているところもあるので楽しみにしていただければ」とファイルーズ、加藤は「どういう風に動くのかが楽しみですし、みなさんと一緒に最後までライブ感で盛り上がっていけたら」といい、瀬戸は「新しいキャラクターも登場していきますし深堀されるので楽しみにしていてほしいです」と語った。
最後に福西は「『怪獣8号』という作品に主役としてか関わらせていただいて痛感したのは、声優としてかかわれることの小ささというか、自分がやれていることは小さくて、原作者の松本先生に始まり、たくさんのスタッフの方の努力の結晶だなと、最後声を乗っからせていただいている」と話し、「キャスト陣の思いを感じていただくことで、スタッフの思いを、愛をより濃く感じていただける場を設けていただいている。世界に誇れる作品になっていると思います。たくさん見返しながらいつまでの楽しんでもらえる作品になったら」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
アニメ『怪獣8号』は2024年4月13日(土)よりテレ東系列ほかにて放送
©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社