原作・押切蓮介のホラー漫画を白石晃士監督が実写映画化した『サユリ』の主演を南出凌嘉が務めることが発表された。
原作は、累計20万部を突破し、押切蓮介のホラー表現到達点と呼ばれるホラー漫画「サユリ」。とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われるというストーリー。原作者の押切にとって、自身の作品の中でも「一番好き」と語るほど思い入れのある作品だ。「サユリ」は、“こんな邦画ホラーがあればいいのに、、、”と考えながら自ら描き上げたホラー漫画ということもあり、満を持しての実写映画化に期待が高まる。監督は、『貞子vs伽椰子』や、松坂桃李主演『不能犯』などの白石晃士。この夏、《期待度MAX》のホラークリエイタータッグによる新たな“最恐傑作”が誕生する。
今回、本作の主演を南出凌嘉が務めることが発表された。南出は、2020年放送のドラマ「姉ちゃんの恋人」では、有村架純演じる主人公・安達桃子の弟・朝輝役に抜擢され、昨年放送されたNHK連続テレビ小説「らんまん」では、志尊淳演じる竹雄の少年期を演じるなど、話題作への出演が続く今注目の若手俳優。南出は2016年公開の映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』以来、およそ8年ぶりに本作で主演を務めることとなり、本作では引っ越し先のとある“家”で起こる不可解な出来事をきっかけに、恐怖のどん底へ突き落とされる神木家の長男・則雄役を演じる。なお、南出がホラー作品および白石監督の作品に出演するのは本作が初となる。
今回解禁された場面写真では、オーディションで主演に抜擢された南出が恐怖顔を披露している。暗闇の中、目の前に現れた“何か”に対し則雄は目を見開き驚く表情を見せる。想像を絶する恐怖が待ち受けていることが伝わる印象的な一枚となっている。果たして、則雄の前に現れた “何か”の正体とは―。
南出凌嘉 コメント
今回初のホラー映画なので僕自身どう演じればリアルに怖いと感じてもらえるかを一番に意識しました。この作品はホラーでありながら物語としてダークな色があるので、「可哀想」ではなく「怖い」と思っていただくにはどうしたらいいかと撮影中も大きな課題の一つでした。 また、原作がある作品なので、キャラクター像を大切にしたいという思いもありました。 初めて白石監督とご一緒させて頂き、僕が迷っている部分や疑問に思っている所に的確なアドバイスをくれるので、作品と共に成長できました。原作を知っている方はもちろんですが、この映画で初めて知る方も楽しめる作品になっていると思います。
『サユリ』は2024年夏に全国で公開
監督:白石晃士
©2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス