第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品作『草木人間(原題)/Dwelling by the West Lake(英題)』『西湖畔(せいこはん)に生きる』が9月27日(金)に公開されることが決定した。

デビュー作にしてカンヌ国際映画祭批評家週間クロージング作品に選ばれた『春江水暖~しゅんこうすいだん』(2019)が日本でもスマッシュヒットし、世界中の映画ファンに注目された中国のグー・シャオガン監督の2作目となる本作。ドラマ・映画で大人気の若手男優ウー・レイと、かつて資生堂のイメージキャラクターにも起用された実力派女優のジアン・チンチンが主演を務め、音楽を『花様年華』(ウォン・カーウァイ監督)、『陰陽師』(滝田洋二郎監督)などで有名な日本の梅林茂が手がけた。

舞台は杭州市。世界遺産であり、最高峰の中国茶・龍井茶の生産地としても有名な西湖(せいこ)のほとりに暮らす母(ジアン・チンチン)と息子(ウー・レイ)が主人公。母が働いていた天上のように美しい茶畑と、あるきっかけから堕ちてしまうマルチ商法の地獄。息子は母をなんとか救い出そうとするが…という物語で、これは、仏教の故事で、釈迦の十大弟子のひとりである目連が地獄に堕ちた母親を救う「目連救母」からインスパイアされた。

本国では、清明節の映画シーズンを控えた4月3日に公開され、4月4日~4月6日の興収ランキングで、1位『君たちはどう生きるか』、2位『ゴジラ×コング 新たなる帝国』、3位『カンフー・パンダ4』(日本公開未定)に次ぐ4位の大ヒットを記録し、最終興収は24億円を期待されている。

『西湖畔(せいこはん)に生きる』は204年9月27日(金)より新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開
監督:グー・シャオガン
出演:ウー・レイ、ジアン・チンチン、チェン・ジエンビン、ワン・ジアジア
配給:ムヴィオラ、面白映画  
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