時と国境を越えて辿り着く完全版“リベンジ・サスペンス”『蛇の道』の場面写真が解禁された。
本作は、世界から高い評価を得る黒沢清監督の最新作にして自身「これまでのキャリアの中で最高傑作ができた」と語るセルフリメイク作品。全編フランスロケ、フランス語にて撮影された本作の主人公・新島小夜子役には柴咲コウ。他人の復讐に協力する謎に包まれた精神科医という難しい役どころを、撮影の約半年前からフランス語のレッスンを受け見事に演じた。フランスで注目を浴びる俳優・ダミアン・ボナールが演じるのは、殺された娘の復讐に燃える男・アルベール役。また、西島秀俊、青木崇高、マチュー・アマルリック、グレゴワール・コランらが共演する。アルベールの娘は誰に、なぜ殺されたのか。事件の思いがけない首謀者とは。国境を越えた<徹底的復讐>の先に待ちうける真実とは─。
娘を殺した犯人を突き止め復讐することを生きがいとする男・アルベールと、彼に協力する心療内科医の小夜子。事件にある財団が関わっていることを知った2人は“徹底的復讐”を開始する。この度解禁された場面写真は、アルベールと小夜子が財団の関係者たちを次々と拉致監禁し、拷問するシーンを捉えたもので、何者かに冷たい目線を向け、容赦なくナイフを振りかざす小夜子の狂気に満ちた姿も。医師として働く一方で、他人の復讐に協力する小夜子の本当の目的は一体何なのか。復讐の先に待つ真実とは―。
終始感情が読めず、内なる狂気を秘めたこの難役を見事に演じ切った柴咲について、黒沢清監督は「彼女の鋭く怪しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と絶賛する。自身のキャリア史上最もミステリアスな役所で、観る者に鮮烈なインパクトを与える柴咲コウの怪演に期待が高まる。
『蛇の道』は2024年6月14日(金)より全国で公開
監督・脚本:黒沢清
出演:柴咲コウ/ダミアン・ボナール
マチュー・アマルリック、グレゴワール・コラン、西島秀俊
ヴィマラ・ポンス、スリマヌ・ダジ、青木崇高
配給:KADOKAWA
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