ティム・バートンが監督・製作総指揮を務めるNetflixシリーズ『ウェンズデー』のシーズン2が制作開始された。
シーズン1は配信後わずか4週間で当時のNetflixの歴代人気シリーズ(英語)史上2番目となる累計視聴時間を記録し、華やかでダークなルックや、巧みなストーリー展開で日本でも大ブームとなった『ウェンズデー』。映画・アニメ・TVドラマ化でもおなじみの「アダムス・ファミリー」に登場する長女ウェンズデー(ジェナ・オルテガ)を主人公に迎えた、異色で奇妙なミステリー。今回、全世界待望のシーズン2の撮影がアイルランドで開始されたことが発表され、新キャストも解禁された。『レザボア・ドッグス』のMr.ピンク役などでおなじみスティーヴ・ブシェミや、映画『アダムス・ファミリー』でウェンズデーの叔父フェスター・アダムスを演じていたレジェンドのクリストファー・ロイド、そしてハーレイ・ジョエル・オスメントといった面々が揃った。
原作の「アダムス・ファミリー」は、“不幸・邪悪・不気味”が大好きなお化け一家が繰り広げるホラーコメディ。そして本作では、ティーンになったウェンズデーが、のけ者たちが集まるネヴァーモア学園での奇妙な学生生活を送る中で、両親が過去に犯したとされる事件や奇妙な連続殺人ミステリーに巻き込まれていく…。冷酷・陰湿・無口・危険・皮肉屋…と彼女を説明する表現は超ブラック、だけど頭脳明晰で超優秀、そしてちょっとツンデレなウェンズデーの圧倒的カリスマ性に虜になる人が続出した本作。
シーズン2からの新たなレギュラーキャストには、『レザボア・ドッグス』(92)のMr.ピンク役、『ファーゴ』(96)、『ゴーストワールド』(21)など数々の名作に名を刻む名優スティーヴ・ブシェミが参加。さらに、ビリー・パイパー(「ドクター・フー」、「超サイテーなスージーの日常」)、イーヴィー・テンプルトン(『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(22))、オーウェン・ペインター(「ちょっとステキな物語」)、ノア・テイラー(「LAW & ORDER:組織犯罪特捜班」)らも加わることとなった。
他にもゲスト出演者として、映画『アダムス・ファミリー』(91)でウェンズデーの叔父フェスター・アダムス役を演じていたクリストファー・ロイドがカムバック。シーズン1では、『アダムス・ファミリー』でウェンズデー役を演じていたクリスティーナ・リッチが出演するというファンには嬉しい仕掛けが施されていたが、ロイドが演じる役とは…?さらに、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)のガンプの息子役、『シックス・センス』(99)の死者が見える少年役で天才子役の名をほしいままにしたハーレイ・ジョエル・オスメントや、子役から活躍し『ウェルカム・ドールハウス』(95)などに出演してきたヘザー・マタラッツォ、「スター・ウォーズ」シリーズでレジェンド俳優ピーター・メイヒューに代わりチューバッカを演じているヨーナス・スオタモ、そしてジョアンナ・ラムレイ(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13))、タンディ・ニュートン(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(18))、フランセス・オコナー(『A.I.』(01))も名を連ねている。
本作の魅力は、ウェンズデーのダークな魅力や奇怪なミステリーに加えて、彼女に初めてできた友人との絆や“ウェンズデーらしい”初恋など、人間味あふれる姿も描かれていること。特にウェンズデーのルームメイトで人狼のイーニッド(エマ・マイヤーズ)との友情は大きな話題に。誰とも交わりたがらないウェンズデーと対照的に、明るく誰とでも仲良くしたいと思うイーニッドを初めは鬱陶しがっていたウェンズデーだが、どんな嫌味を言っても“親友”としてあたたかく接してくれる彼女に次第に心を許し、事件解決に向けて協力していく―。
『シザーハンズ』、「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズ、『チャーリーとチョコレート工場』、『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』など、合計20作品以上も監督を務めてきたティム・バートンに「映像にするのが楽しい。こういうのは初めてだ。“アダムス・ファミリー”に関われて楽しかった」と言わしめる本作。これまでに類を見ない異色中の異色キャラクター“ウェンズデー”の次なる冒険と活躍に期待が高まる。
Netflixシリーズ『ウェンズデー』シーズン1は独占配信中、シーズン2は近日独占配信
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