実在した“最強の呪術師”安倍晴明 若き日の晴明の秘密に迫る『陰陽師0』のオフショットが解禁された。

夢枕獏の小説「陰陽師」は、平安時代に実在した《最強の呪術師》安倍晴明の活躍を描いた大ベストセラーシリーズ。1988年に刊行され、35年たった現在でも定期的に新刊が発売されており、シリーズ累計発行部数は680万部を超え、アジア・ヨーロッパなど世界でも人気を集めるなど、長きにわたり世界中を賑わす大人気コンテンツ。“陰陽師”というコンテンツはTVドラマ、アニメ、舞台、歌舞伎、ゲームなど多種多様に扱われてきたが、本作では安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーとして描く。

原作ファンはもちろん、20代の原作未読者からも熱い支持を受けている本作。「心が浄化されるような不思議なパワーをもらった!」、「全部良かったけどやっぱり1番はエンディング。泣いてしまった」、「ああどうしよう。観るたびにおもしろさが更新されていく!!呪術シーンは毎回楽しすぎて体感5秒」と熱狂的な声に溢れ、すでにリピーターも続出し、GWに聖地巡礼する人も。そんな本作の大ヒットを記念し今回到着したオフショットは、染谷、奈緒、板垣ら撮影中のキャスト陣のにこやかな表情を切り取ったもので、佐藤監督のキャストに寄り添う演出のもと、リラックスした現場の雰囲気が伝わる一枚となっている。

従兄妹にあたる博雅を慕う皇族の徽子女王を演じた奈緒は、実在の人物を演じるということで、史実を勉強すべく資料を読み漁ったという。オフショットの中には、所作を教えるスタッフから指導を受ける場面も収めているが、2メートルほどもある和琴を自宅に持ち帰り練習するなど、熱心に役にアプローチ。身分の違いによる叶わぬ恋に、胸がしめつけられることもあったというほど役に入り込んでいた奈緒。「10歳という若さで伊勢の斎宮に選ばれ、葛藤もある中で自分の孤独と向き合いながら、しっかりと生きたすごくかっこいい女性」と表現し、平安京に生きた一人の女性を風格たっぷりに演じ切った。

奈緒の役に対するアプローチを近くで見ていた染谷も、「姫として全体を包み込むようにその場にいらっしゃって。のびのび芝居をさせてくれたのは、奈緒さんのおかげだなと思っています。何をやっても受け止めてくださる、そんな方だったので、自分も演じやすかったですし、勇気づけられました」と絶賛している。

また、晴明に興味を抱く帝役を演じた板垣のクランクアップを映したカットも。共演した染谷らと煌びやかなセットの中で、晴れやかな笑顔を見せている。幼い時から陰陽師というコンテンツのファンであり、本作に参加することへ大きな喜びを感じていたと語る板垣。無事にクランクアップを迎えた心境を「衣装の見え方や細部まで、すごく丁寧に監督が作られていて。お芝居に関しても、帝は結構僕に任せてくださったので、すごくやりやすかったというか、自由にできました。また帝で参加できたら良いなと思います」と、振り返っている。

『陰陽師0』は公開中
脚本・監督:佐藤嗣麻子
出演:山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼/北村一輝、小林薫
配給:ワーナー・ブラザース映画
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