新垣結衣×早瀬憩 W主演映画『違国日記』の本編映像が解禁された。
人見知りな小説家の高代槙生と、その姪・田汲朝の対照的な2人の同居譚。なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。今、世界が必要としている、優しさの形を提示するヒューマンドラマ。原作は、「さんかく窓の外側は夜」など多くの人気作を生み出したヤマシタトモコの同名漫画。主人公・高代槙生を演じるのは新垣結衣。新垣とW主演で田汲朝を演じるのはオーディションで選ばれた新人・早瀬憩。さらに槙生の友人・醍醐奈々役には夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役には瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役には小宮山莉渚が扮する。メガホンをとるのは瀬田なつき。
不慮の事故で両親を亡くした朝と、朝を引き取ることになった叔母の槙生。それまで全く関わりがなかった2人が、生活を共にする中で次第に距離を縮めていく様子が切り取られた心温まる2つのシーンの本編映像が公開された。
1本目の映像は槙生の家に朝がやってくるシーン。片付けが苦手な槙生の部屋は大量の本や物が乱雑に置かれ、常に整理整頓されていた両親と暮らしていた家とはまったく違う様相に愕然とする朝。そして葬式の帰りに勢いで朝を連れて帰ってしまい、今になって現実にうろたえる槙生のぎこちない空気感がうかがえる。
2本目の映像は朝が片付けをするシーン。「1人だと掃除する時間ないのかなって」と槙生を気遣う朝に対し「片付けが苦手で…」と答える槙生。しかし、槙生の姉・実里と真逆な姿に朝は「なんで苦手なの!?大人はみんなきれい好きで掃除ができると思ってた」と驚いてしまう。15歳の朝が持っていた"大人像"から大きく逸れた槙生のリアルな姿を知ることで、また一つ距離が縮まった2人。正反対の2人が、互いの習慣や行動に驚きつつも、理解を深めていくという、作品のテーマを象徴する重要なシーンとなっている。それぞれが違う人間で、決して本当の意味では分かり合えないことを理解しつつ、時間をかけながらも次第にかけがえのない存在になっていく2人。縮まっていく距離感の変化を劇場で見守ってほしい。
本編映像
『違国日記』は2024年6月7日(金)より全国で公開
脚本・監督:瀬田なつき
出演:新垣結衣、早瀬憩
夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ
染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史
配給:東京テアトル、ショウゲート
©2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会