役所広司主演で山田風太郎の小説を映画化したエンターテイメント超大作『八犬伝』の第3弾キャストとして、河合優実、中村獅童、尾上右近、立川談春の出演が発表された。
里見家の呪いを解くため、八つの珠に引き寄せられた八人の剣士たちの運命をダイナミックなVFXで描く「八犬伝」=虚構の世界。そして、作家・滝沢馬琴と挿絵を頼まれた浮世絵師・葛飾北斎の奇妙な友情を通じて“創作”の真髄に迫る実話の世界。失明しながらも28年の歳月をかけて「八犬伝」を書き上げた馬琴の物語を生み出す苦悩と葛藤、執念が生んだ世界をかつてないスケールで描いた本作。主人公・滝沢馬琴を役所広司、葛飾北斎を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯を磯村勇斗、宗伯の妻・お路に黒木華、馬琴の妻・お百に寺島しのぶと実力派キャストが集結。監督は曽利文彦が務める。
【虚】の世界で八犬士の一人・犬塚信乃に想いを寄せる浜路を演じるのは、いま最注目の若手俳優・河合優実。ドラマ「不適切にもほどがある!」で一躍話題となり、上映中の話題作『あんのこと』や第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した『ナミビアの砂漠』では主演、人気コミックの劇場アニメ化『ルックバック』では主要キャストの声優を務めるなど大活躍中の河合が、透明感溢れる演技で浜路というキャラクターに命を吹き込んでいる。
そして【実】の世界において馬琴に関わる重要なキャラクターで、江戸時代を代表する歌舞伎狂言作者・鶴屋南北を演じるのは、ドラマ「下町ロケット」や大河ドラマ「どうする家康」などで俳優としても活躍する落語家・立川談春。南北が劇中で披露するのは、南北の歌舞伎代表作であり今でも日本で一番怖い怪談と言われる「東海道四谷怪談」の初演。当時は民谷伊右衛門役を七代目 市川團十郎とお岩役を三代目 尾上菊五郎が演じていた。この役を歌舞伎役者の中村獅童と尾上右近が200年の時を越えて演じる圧巻シーンは必見だ。さらに見どころは南北の新作歌舞伎のテーマを巡り、馬琴と南北が激しく衝突するシーン。馬琴のその後の執筆活動にも影響を与えてしまうほどのインパクトを与える本シーンの緊張感溢れる演技の応酬に注目だ。
『八犬伝』は2024年10月より全国で公開
脚本・監督:曽利文彦
出演:役所広司
内野聖陽
土屋太鳳/渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人
水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平
河合優実/栗山千明
中村獅童、尾上右近
磯村勇斗、立川談春、黒木華
寺島しのぶ
配給:キノフィルムズ
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